自称大学生のゲーム雑記

最近はまっているゲームについて緩く書いていく プレイまでユルイのはご愛嬌

【MHW】無属性武器が強いワケ!属性は無視してよいのか?

こんにちは。

最近、モンスターハンターの動画や記事をよく目にします。中でも武器装備紹介の人気は高そうですね。

その内容の多くに登場するのは『無属性武器』です。MHWでは属性武器があまり強くない上に無属性武器には特有の火力スキルが登場したため一気に陽の目を浴びる存在になりました。

確かに実際に表示されるダメージの数字は大きいし、ステータスに乗る攻撃力も高いのですが、ここでひとつ疑問が・・・

 

本当に脳死で無属性を使えばよいのか・・・?

 

これまでの作品をいくつか遊んでいるので、やはり手数武器には属性を乗せたい願望があります。せっかく武器を作ったのに『それ、無属性の下位互換ですよ』と言わんばかりの状態では悲しくなりますよね?

そこで、無属性武器が強いとされる理由と属性を優先する場面や武器種について考えていきます。

 

 

 

追記

モンスターハンターライズ サンブレイクでは、属性武器の強化が熱いです

koskosshadowverse.hatenadiary.jp

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無属性が強い理由

まずモンハンにおけるダメージ計算は以下のとおりになっています。

 

( 物理攻撃 + 属性攻撃 )×全体防御率

物理攻撃=武器倍率×モーション値÷100×斬れ味補正×会心補正×(×武器補正)×肉質

属性攻撃=属性値×斬れ味補正×肉質

 

無属性武器は属性値を持たない分、攻撃力が高く設定されています。つまり、物理攻撃の数字が大きくなるわけです。属性攻撃は属性値を参照します。今のところは片手剣も大剣も属性武器は似たような値になっているため、武器種によって大きく変わることはありません。

モーション値の高い武器は与えるダメージの中で物理攻撃の占める割合が高くなりますので、物理攻撃が大切になるわけです。

そういった点から大剣などの武器や特別属性が通りにくい相手には自慢の物理攻撃を用いる、無属性武器はこれまでそんな立ち位置でした。

MHWから『無属性攻撃強化』というスキルが登場しました。これは無属性の攻撃力を1.1倍にするというスキルで斬れ味でいうところの青から白、会心率に直すと40%上昇という破格の性能です。尚且つ装飾品1つで付けられるので手軽さも兼ね備えています。

属性を持っているが故に、攻撃力を低く設定されている属性武器は、もちろん属性値で対抗したいところです。しかし、MHWでは属性攻撃強化を乗せても上昇値に上限があり、とても1.1倍という上昇値には追いつけないのです。

無属性の強さが知れ渡る頃には無属性武器を用いたタイムアタック動画にて多くのネルギガンテが狩猟されたため、その強さの裏付けになりましたね。

 

属性武器は要らない子か?

属性武器が無属性よりも優る場面は無いのか、ダメージ計算の式を用いながら見ていきましょう。(※ここでは全体防御率は考慮しないものとします。)

例えば、

 

レウスの操虫棍 実質攻撃力190 炎150 会心率20% 白ゲージ

ディアブロス操虫棍 実質攻撃力230 会心率-30% 青ゲージ(無属性強化アリ)

※実質攻撃力=攻撃力÷武器倍率
同じモンスターの武器であれば、どの武器種においても同じような値になります。 

 

これらを用いて、

モーション値15の攻撃で、

『ヴァルハザクの頭』を殴ったとしましょう。ダメージ計算は以下のとおりです。

 

ヴァルハザク頭部 物理肉質50 属性肉質(炎)25

炎:190×15÷100×1.32×1.05×0.5+15×1.125×0.25=23.96925

無:230×15÷100×1.2×0.925×0.5×1.1=21.06225

 

このように弱点属性をついたほうが若干ダメージが出る結果となっています。

ですが、ヴァルハザクの頭だけを殴り続けるというのは現実的ではありません。

 

ヴァルハザク後脚 物理肉質25 属性肉質(炎)5

炎:190×15÷100×1.32×1.05×0.25+15×1.125×0.05=10.719

無:230×15÷100×1.2×0.925×0.25×1.1=10.531125

 

基本的に小数点以下は切り捨てられるので、同じダメージになりますね。

つまり、転倒などラッシュをかけられる場合にはダメージ効率がよりよい炎属性を優先したほうが良いことになります。

これは、操虫棍というモーション値が低い武器(上記の計算上では×15という想定で)に起こり得ることです。仮に同じ属性値武器倍率でモーション値を大剣の溜め3に匹敵する90まで上げてみると・・・

炎:190×90÷100×1.32×1.05×0.25+15×1.125×0.05=60.09525

無:230×90÷100×1.2×0.925×0.25×1.1=63.18675

このように物理期待値が高いほうが有効という結果となります。

 

昔から言われていた『モーション値が低い武器は属性が乗るから大事』というのは、このような形で現れるのですね。

 

では、どのモーション値までを属性を加味するべき値とすれば良いのでしょうか。武器性能を一般化することは難しいですが計算するためにある程度の数値を仮に決めておきます。

まず、大体の無属性武器の期待値トップとなるのがディアブロス武器で性能は以下のとおりです。

 

A:実質攻撃力230 会心率-30% 斬れ味 白20→やや長い青(匠5の場合)

 

スキルの関係上、基本青ゲージ運用される場合がほとんどだと思いますので、計算では青ゲージとして扱います。

 

B:武器倍率180 会心率0% 斬れ味 白 属性値180

ネルギガンテ武器の性能が倍率210の青ゲージですので、性能としては若干弱めの設定です。

 

物理肉質25 属性肉質5 という弱点ではない部位を攻撃した際にB>Aとなるモーション値(m)はいくつかという問題としましょう。

 

180×m÷100×1.32×0.25+18×1.125×0.05>230×m÷100×1.2×0.975×1.1×0.25

m<9.3684...

 

つまり、この武器性能で弱点でない部位を攻撃する場合には場合にはモーション値9以下でないとディアブロス武器に勝てません。ちなみに、このモーション値9というのは弓の剛射の値になります。

 

Bの武器倍率を190に上げると、

190×m÷100×1.32×0.25+18×1.125×0.05>230×m÷100×1.2×0.975×1.1×0.25

m<13.486...

Bの属性値を190に上げると、

190×m÷100×1.32×0.25+19×1.125×0.05>230×m÷100×1.2×0.975×1.1×0.25

m<9.976...

 

となり、Bの武器性能が高くなればなるほど許容されるモーション値の幅が広がることがわかります。属性値10上昇と物理値10上昇ではmの値に大きな差があることから、基本的には物理値を優先して武器を選ぶ方が火力は期待できるでしょう。

これらの数字が直接的に活きてくるわけではありませんが、武器性能から判断材料の1つとしては使えるのではないでしょうか。

 

ブロスクラブが強い・・・

さて、モーション値が低い武器というと双剣もその内のひとつにあがるでしょう。属性毎に武器を使い分けたい武器なのですが、この双剣だけディアブロス武器の性能が異なります。

実質攻撃力 230 白ゲージ20(青ゲージとして計算) 会心率-10%

他の武器種に比べ20%も高い数値になっています。

【弱点部位】物理肉質50 属性肉質25
【非弱点部位】物理肉質25 属性肉質5

という条件の下、

武器倍率190 白ゲージ 属性値150 の武器を当てはめると・・・

 

【弱点部位】

190×m÷100×1.32×0.5+15×1.125×0.25>230×m÷100×1.2×0.975×1.1×0.5

m<18.662....

 

【非弱点部位】

190×m÷100×1.32×0.25+15×1.125×0.05>230×m÷100×1.2×0.975×1.1×0.25

m<7.465....

 

と、属性双剣には厳しい結果がでましたね。弱点部位に平均モーション値10の攻撃を当て続けたとして1撃につき1~2ダメージ異なる結果となったのですが、手数では他の武器に負けない双剣においてこの差がどれだけのものなのかは正直わかりません。何となく弱点を狙い続ける上手さが無いと活かせない値のようにも見えます。

ただ、スキルによって属性値を上げたり属性会心をつけることによってもう少し許容範囲は広がるでしょう。

 

結論

モーション値が低い武器(弓、双剣、片手剣、操虫棍あたり)に関しては

『やーい!双剣なのに無属性とか舐めんな』

とか

『今作、無属性強化以外ありえないっすよww』

と、一概には言えません。

特に弓なんかが『属性会心装備が強い』と言われる理由がなんとなくわかったかと思います。差があったとしても僅差なので、無属性武器の汎用性の高さについても同時にご理解頂けたのではないでしょうか。

 

それでは、次回はこの話を踏まえてそれぞれの武器種についてのお話をします。