自称大学生のゲーム雑記

最近はまっているゲームについて緩く書いていく プレイまでユルイのはご愛嬌

【ボードゲーム】TCGプレーヤーにドミニオンを勧めたい

こんにちは。

危険な暑さにうんざりする7月ですが、話は2月下旬に遡ります。お天道様が見えようと寒い寒いと文句を言いながら、とある事情でボードゲームカフェに遊びにいった時のことです。カフェの店員さんに運要素少な目の戦略性の高いゲームは無いかと尋ねたところ、「ドミニオン」というゲームを勧めてくださいました。

プレイしてみるとまぁ面白い、奥が深い、そして飽きない。

カードゲームよりのボードゲームなので、是非ともTCGプレーヤーの方には一度遊んで頂きたいゲームです。

 

 

ドミニオンとは

ドミニオン (Dominion) は、アメリカボードゲームカードゲーム)。作者はドナルド・X・ヴァッカリーノ。2008年秋にアメリカRio Grande Games社より発売され、日本では2009年ホビージャパンが完全日本語版を発売している。

 

出典:ドミニオン (カードゲーム) - Wikipedia

どんなゲームかといいますと、全プレーヤー共通のデッキに各々が必要なカードを足してデッキを構築しながら、ゲーム終了時に他のプレーヤーよりも高い勝利点を獲得している状態を目指すというものです。

 

 

ざっくりとしたルール

基本的に、25種類存在するアクションカードから10種類と、財宝カード(3種類)、勝利点カード(3種類)、全部で16種類の束と初期デッキを机の上に準備して、ゲームを始めます。

初期デッキは勝利点カード(1点)3枚と、財宝カード(1円)7枚の構成で内容は全プレーヤー共通です。その10枚をデッキとして裏向きの束にし、トップ5枚を初期手札とします。

 

フェイズ

ゲームは、Action⇒Buy⇒Clean up といった順番で進みます。

Action

アクションカードをプレイすることができるフェイズです。基本は1ターンに1枚の発動です。

Buy

机に並べられた16種類のカードにはコストが書かれており。そのコスト以上になるように手札から財宝カードをプレイしてカードを獲得することができます。

プレイしたカードと獲得したカードはそれぞれの捨て札、いわゆる墓地に置かれます。

clean up

TCGプレーヤーはなるほどと思うであろうフェイズです。手札を全て捨て札に置き、山札から改めて5枚を引き直します。

この場合をはじめとして、山札から規定枚数引くことができなくなった場合、捨て札を山札とし処理を行います。つまり購入したカードは、このように山札となった時はじめてプレイできるようになるわけです。

 

ゲーム終了と勝利条件

16種類の束の中から3束が購入されるなどしてなくなった場合、勝利点カードの1種、6点を持った属州が売り切れた場合にゲームは終了します。

このゲーム終了時にデッキの中にある勝利点カードの点数を合計し一番高かった人が勝利します。

 

奥の深さ

アクションカードはランダムに10種類選ばれるので、毎回違ったゲームが楽しめます。単体ではあるカードの下位互換なのに、あるカードと組み合わせると鬼のように強くなったりします。

また、それらをお互いに買いあうわけですから、相手の欲しいカードを敢えて買って、デッキ構築を妨害することも可能です。戦略が被ったりすると、このような現象は自然と起こりますね。

コンボや定石のようなものもありますが、選ばれるカードがランダムである関係で毎回ではありませんが、それをメタるコンボも存在してくるわけです。臨機応変にプレイしていく力が試されます。

 

TCGプレーヤーに勧めたい

様々なカードゲームではスタン落ちや制限改定などで、全体のバランスをとっています。しかし、それには時間がかかったり、商業的な目的で適切な改定が成されなかったり少なからずクソゲーになる期間が存在するわけです。つまり、これはランダムに選ばれるアクションカードが固定している状態と似ています。確かにドミニオンも、アクションカードにランダム性が無く同じカードで遊び続けた場合、最強の定石が完成し、たちまちジャンケンゲーへと変貌するでしょう。プレイするたび環境がかわりデッキもリセットされるので、ゲームの中ではデッキを回す力は勿論のこと、環境適応能力やデッキ構築能力も一緒に求められます。この点で、ドミニオンは昨今のカードゲームの弱点を克服しています。

とりあえず基本セットを購入すれば、飽きるまでには相当な回数をこなす事になり初期投資もそこまで高くない点も勧めたい理由になります。

その上で、物足りなくなったら拡張セットが10種類以上発売されていますので、集めるのもまた楽しく、TCGプレーヤーのコレクト精神をくすぐります。

 

終わりに

今回はドミニオンについてざっくり書いていきました。詳しいルールが知りたい方は、動画サイトなどでもわかりやすいものが上がっていますので、ぐぐってみると良いかと。

ゲーム自体の動画は少ない上、あまり伸びてない印象です。動画と全く同じ状況になることがまず無いだろうというのと、試合時間の長さから、見る事を敬遠されているのが原因でしょう。研究熱心に上手い人のプレイを参考にしようにも、それすら誰にでもできるようなものでは無いような気がします。ある程度のセンスが必要になるでしょう。

その点で、解説付きの簡単な対戦ログを書くのは、試合を垂れ流す動画よりも有効かもしれませんね。書くかは別としてw

それでは。