自称大学生のゲーム雑記

最近はまっているゲームについて緩く書いていく プレイまでユルイのはご愛嬌

【ドミニオン】”最初のゲーム”から見えてくる戦術について

こんにちは。

最近は、ゲームをやる機会が減るというゲーム雑記としては致命的な生活を送っています。時間が全くないわけではないので、単にモチベーションの問題かなとも思いますが・・・。

そこで、ボードゲームですが近いうちに遊ぶ予定があるため、簡単な戦術についてメモしておこうかなと。

 

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ルールについては上の記事で軽く紹介していますが、もう一度おさらいしましょう。

 

準備

以下のカードを、サプライに並べていきます。サプライとはプレーヤー全員が共通して使う、とりあえずカードを並べておく場所を指します。本来アクションカードはランダムに10種類を選びます。しかし、今回は公式で決まっている初心者用(?)の組み合わせがあるので、それを基準にお話します。

 

財宝カード 
銅貨 1金(0コスト) 銀貨 2金(3コスト) 金貨 3金(6コスト)

勝利点カード 
屋敷 2点(2コスト) 公領 3点(5コスト) 属州 6点(8コスト)

 

アクションカード(各10枚

用語解説

+xドロー ・・・ x枚ドローする。
+xアクション ・・・ アクションカードの発動権がx回増える
+x金 ・・・ 購入する際にx金分の財宝カードとして機能する
+x購入 ・・・ 購入権がx回増える
アタック ・・・ 相手に妨害ができる
リアクション ・・・ アタックに対して公開することで効果を発揮
獲得 ・・・ サプライから自分の捨て札に置く
廃棄 ・・・ ゲームから除外する

 


2コスト:リアクション +2ドロー
効果:アタックの効果の影響を受けなくなる

 

地下貯蔵庫
2コスト:+1アクション
効果:手札を任意の枚数捨て、捨てた数だけドロー

 

工房
3コスト:
効果:4コスト以下のカードを獲得

 

商人
3コスト:+1アクション +1ドロー
効果:銀貨をプレイすれば +1金

 


3コスト:+1ドロー +2アクション
効果:

 

改築
4コスト:
効果:手札を1枚廃棄し、そのカードのコスト+2までのカードを獲得

 

鍛冶屋
4コスト:+3ドロー
効果:

 

民兵
4コスト:+2金 アタック
効果:他のプレーヤーは手札が3枚になるように捨てる

 

市場
5コスト:+1金 +1ドロー +1アクション +1購入
効果:

 

鉱山
5コスト:
効果:手札から財宝カードを破棄し、それより1金高い財宝カードを手札に

 

準備が整ったら、屋敷×3、銅貨×7の10枚で構成されるデッキを、各自用意します。デッキをシャッフルし5枚を手札としたところでゲームスタートです。

 

ゲームの勧め方

各プレーヤーのターンは3つのフェイズで構成されていて、アクション⇒購入⇒クリーンの順で進みます。英語のAction⇒Buy⇒Clean upの頭文字からABC順と覚えます。

Actionフェイズでは、原則1回のアクションカードの発動権があります。上記のカードにも該当するものはありますが、発動権を増やすことも可能です。

Buyフェイズでは、原則1回の購入が行えます。手札の財宝カードを捨て札に置き、財宝の価値以下のコストを持つカードをサプライから自分の捨て札に置きます。

Clean upフェイズでは、手札を全て捨て札に置き、デッキから改めて5枚引きます。ここで5枚引けなくなった場合は捨て札をシャッフルして山札とし、5枚になるように引いていきます。つまり、購入したカードはこのタイミングでデッキの一部となるわけです。

このようにデッキを作っていき、サプライから3種類のカードが買い占められるか、属州が買い占められるとゲームは終了します。ちなみに、属州は2人の場合サプライに8枚あります。

 

戦術

このゲームから考えられる戦術は大きく2通りで『コイン戦術』と『アクション戦術』です。

『コイン戦術』とは、Buyフェイズで財宝カードを買い、デッキの殆どを財宝カードで構成することで安定した購買力をつける戦術です。勝利への最短ルートとしては、みんなより多くの属州を買うことになります。属州は8コストであるため、金貨金貨銀貨の組み合わせが枚数の上で最も効率よく属州を購入ができます。

この、『コイン戦術』をアクションカードでサポートするには、手札の財宝を増やすドローカード、若しくはデッキの中の財宝の質を高める圧縮カードが有効です。

ドローカードとしては『鍛冶屋』が挙げられます。圧縮カードとしては『改築』や『鉱山』といった廃棄が行えるカードが挙げられます。

一方で『アクション戦術』とは、アクション発動権を追加しながら多彩なアクションカードでのコンボを狙う戦術です。

サプライを見て、どの戦術が有効かに加えその戦術にメタを張れるかどうかも同時に考えます。相手と同じことをする場合、基本先手が優勢になりますからそういったことも考慮する必要があります。

例えば、「民兵」というカードは、相手の手札を3枚に制限でき、2金も得られるという無駄のない効果を持っています。コイン戦術の場合は相手を邪魔しつつ銀貨同等のコインを得られるため戦術にあっているといえますが、手札の財宝カードの数に物を言わせるコイン戦術のメタとしても働きます。

そこで、初めてプレイされる方は「堀」をデッキに入れれば良いと考えるでしょう。リアクションカードという、アタックカードのカウンターとして用意されているカードがあるのですから、そう考えるのが普通です。

しかし、ここでは「鍛冶屋」を入れておくという選択肢もあります。なぜなら、clean upフェイズがある以上、手札のカードを温存しておくことはできません。

それゆえ、通常のアクションカードとして運用することもあるでしょう。その場合、「堀」は2枚ドローするカードになります。それに対して「鍛冶屋」は3枚ドローできるので、民兵を喰らった後に発動すると、手札を2枚増やし5枚に戻すことができるわけです。尚且つ、手札が5枚の状態で使えれば序盤から金貨を購入するという戦術に合った動きができるわけです。終盤でも勝利点カードによるデッキ圧迫の影響を和らげてくれるため、無駄がありません。

これは、デッキのほとんどが財宝カード、金太郎飴のような状態であるコイン戦術のデッキだからこそ言えることです。アクションでコンボを狙うようなデッキは逆に手札の状態を崩さないほうが良い場面もあるでしょう。

実際のところ、この「最初のゲーム」ではアクションによるコンボはそこまで強力でないため『コイン戦術』の方が有利にゲームを進めていけそうです。しかし、アクションカードをランダムで決めたゲームではその限りではありません。今回がたまたま『コイン戦術』が強い環境というだけです。

 サプライがランダムという性質上、TCGでいうところの環境はゲーム毎に変わっていくのです。

おわりに

今回はドミニオンのゲームの進め方、戦術の例を見ていきました。他にも細分化していくことで様々な戦術を見出していくことはできるのですが、最初のゲームに絞ってお話をしたため、大きく2つの紹介に留めました。カードの効果を人よりたくさん知っているかというのも、ゲームの展開を予測するうえでひとつのアドバンテージにはなります。しかし、それ以上に戦術を知っているかどうかは初心者と脱初心者をわける要因になり得るでしょう。ですから、このあたりを共有しておくと、勧める人と勧められた初心者の間での差がいくらか縮まりそうです。

それでは。