自称大学生のゲーム雑記

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【遊戯王】幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ 彼岸強化!?

こんにちは。

リンクヴレインズパック2で、新規収録された「幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ」に注目していきます。

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幻影騎士団といえば、2,3年前はSRと共に彼岸に組み込まれ、中々の強さを誇っていました。

しかし昨今は、規制による弱体化と、メタルフォーゼや真竜、十二獣などの超絶インフレ、新マスタールールの導入などの影響で、彼岸に幻影騎士団を出張させる意義は薄れてきていました。

昨年は彼岸が、専用リンクを手に入れ息を吹き替えし、今年は幻影騎士団の方に新規リンクが登場したわけですが、再び彼岸と手を組むことはあるのでしょうか。

ここからは、購入したカードが届いていないことなどから机上の空論となる可能性が高いのですが、現在の私の考えを書いていきます。

 

 

 

幻影騎士団ラスティ・バルディッシュの効果

 

リンク・効果モンスター
リンク3/闇属性/戦士族/攻2100
闇属性モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
このカードはリンク素材にできない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「幻影騎士団」モンスター1体を墓地へ送る。
その後、デッキから「ファントム」魔法・罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、
このカードのリンク先に闇属性Xモンスターが特殊召喚された場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

 

彼岸における展開例

読んで下さる大半の方は、既存の彼岸や幻影騎士団の効果を知っている想定で書かせて頂きます。カード名は略称で書かせて頂いておりますが、その略称でググった場合でも効果を調べることはできます。


必要パーツ:手札に、ガトルホッグ+ガトルホッグ グラバースニッチ以外の彼岸

設定:後攻1ターン目

  1. 『ガトルホッグ』ns 『もう一枚の彼岸』を効果でss
  2. 彼岸2体で『ケルビーニ』をLS
  3. 『ガトルホッグ』効果で『もう片方の彼岸』を墓地からss
  4. 『ケルビーニ』効果で、『グラバースニッチ』を落としつつ『ケルビーニ』をバフ。
  5. 『グラバースニッチ』効果で『スカラマリオン』ss
  6. 『スカラマリオン』と『蘇生させた彼岸』で『ブレイクソード』をXS
  7. 『ブレイクソード』で『自身』と相手のカードを対象に破壊(ブレイクソードはケルビーニの効果で破壊されない)
  8. 『ブレイクソード』と『ケルビーニ』で、『幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ』をLS
  9. 『ラスティバルデイッシュ』効果で『幻影騎士団モンスター』を墓地に落としつつ『幻影霧剣』をセット
  10. エンドフェイズ『スカラマリオン』のサーチ効果発動

結果

必要パーツ2枚で、1枚破壊2枚サーチ(展開札+妨害札)

 

ラスティバルデイッシュの効果で落とす幻影騎士団によって更にアドバンテージをとることができます。

 

ラギットグローブの場合

このカードは墓地から除外することで幻影魔法罠を墓地に落とせるため、幻影霧剣を落とすことで相手ターンにブレイクソードを蘇生させることができます。ラスティバルデイッシュのリンク先に蘇生させることで更に1枚破壊することができます。

 

サイレントブーツの場合

このカードは墓地から除外することで、幻影魔法罠をサーチできます。更に幻影霧剣を持ってくることで妨害を厚くできます。

 

ダスティローブの場合

このカードは墓地から除外することで、幻影騎士団モンスターをサーチできます。

 

この展開の強み

まず、ケルビーニの墓地肥やしはコストであるため妨害されにくいこと

それ故に、その後のブレイクソードの召喚も安定する。

ブレイクソードも破壊されないため妨害を当てにくい。当てられてもリンク数が減る恐れがない。

それ故にラスティバルデイッシュも安定して召喚できる。

ラスティバルデイッシュまで通っているということは、手札消費2枚で1枚破壊とサーチまでは確定しているため、ここに「無効にして破壊」を当てられても最低限の損失で済む。

 

弱点

ケルビーニをうさぎで飛ばされた場合、彼岸2枚のみがフィールドに残ります。そこでいくらか選択肢はあるものの、更なる妨害を貰うとベイゴマックスでも握っていない限りは盤面ががら空きになります。

 

この展開に重きをおく場合は、魔サイの戦士を採用することで、ガトルホッグの代わりとして使うこともできます。ただ、魔サイに無限泡影を当てられるだけで崩壊するため、後攻で動く前提の場合は相手の伏せカードなど盤面をしっかり見る必要があります。

 

必要パーツ:グラバースニッチ+グラバースニッチ以外の彼岸2枚 

設定:先行1ターン目

  1. 『グラバースニッチ』ns 他の彼岸も効果によりss
  2. 『グラバースニッチ』含む彼岸2枚で『ケルビーニ』ss
  3. 『グラバースニッチ』効果で『ラビキャントa』をss
  4. ラビキャント含む2枚の彼岸で『ハリファイバー』をss
  5. 『ハリファイバー』の効果で『ラビキャントb』をss(ケルビーニのリンク先)
  6. 『ケルビーニ』効果で『ラギッドグローブ』を墓地へ
  7. 『ラギッドグローブ』効果で自身を除外して『幻影霧剣』を墓地へ
  8. ラビキャントとケルビーニで『ラスティバルディッシュ
  9. 『ラスティバルディッシュ』効果で幻影騎士団を墓地に落としつつ、『幻影霧剣』をセット
  10. 墓地の幻影霧剣効果で落とした幻影騎士団をss
  11. 相手ターン:ハリファイバー効果で『ワンダーマジシャン』ss
  12. ワンダーマジシャン効果で幻影騎士団とシンクロ→『ヴァレルロードSドラゴン』

結果

手札3枚→2妨害(ヴァレル+幻影霧剣)+ワンマジの魔法罠破壊

 

この展開の強み

強欲で金満な壺の登場によりエクストラデッキを使わないメタビートが、以前より顔を見せるようになりました。この展開方法を用いることで、浮幽さくらによりダンテを飛ばされた場合にもある程度の選考展開ができます。手順の初めの方で彼岸を複数体並べるため、ここで様子を見ることができます。

 

弱点

先ほどの展開と違って妨害は貰いやすいです。

また、この手札ですとベアトリーチェ+うさぎ+ハリファイバー(ワンダーマジシャン)+(ファーファレル)の展開も選択肢に入りますので、そこまでの優先度はありません。デッキの構成上、幻影騎士団を混ぜることで『幻影霧剣』を引く可能性も考えると、ごちゃごちゃ展開するより素直にベアトリーチェを置いた方が強い場合もあります。

 

 

彼岸と組む意義

先行ではこれまで通り、ベアトリーチェを絡めた展開で制圧を試みることができます。それに加えて、後攻では以上の展開を狙うことで相手の妨害を使わせることができます。幻影騎士団を出張パーツとして最低限の採用とすることで上手く取り入れられるのではないでしょうか。

また、幻影騎士団と彼岸が手を組むことで、「デスガイド」の強さが増します。ガイドは制限カードであり、無限泡影やうららなど、流行りの妨害を受けやすい効果を持っています。故に、先行や初手で発動すべきカードではありません。しかし、スカラマリオンサーチから試合の中盤で利用する場合は、効果を無効にされ棒立ちの状態でも、幻影霧剣による蘇生でケアすることができます。その幻影霧剣もこれまで以上にデッキの外へ出すことが簡単になっています。

試合中盤でガトルホッグでケルビーニを蘇生させ、効果を使用した後に『ラスティバルディッシュ』に繋ぐだけでも良い仕事をしてくれそうです。

 

 

結論

SR幻影彼岸は、新規リンクの力を得て対応力を増したと言えそうです。

これまでのきつかった後攻での動きの改善、ベアトリーチェを割合簡単に突破するデッキに対して別のアプローチを得られるというのは、デッキ構成を変える意義になりうるのではないでしょうか。

出張パーツを取り入れることで、メインパーツを増やしてしまうと、サイドボードなどの兼ね合いで逆に対応力を落とす可能性も考えられます。構築力の見せ所となる部分ですね。

 

それでは