こんにちは。
十禍絶傑のアディショナルカードににより、各クラス強化されました。この影響を受け、ウィッチ、ドラゴン、ビショップのシェアが増えたように感じられます。
これらのデッキは、10ターンで勝負を決めに行く力や盤面性圧力の強さが光ります。
いくら強大なキル性能を持っていても10ターンで決まらなければ、ウィッチの魔法で焼かれ、いくら強固な盤面といってもドラゴンの『伊達政宗』+『ポセイドン』や原初の処理を凌げるほどのものはそう作れません。ビショップに至っては、獅子が金に進化すると盤面を処理する意味を失います。
これらの強力なデッキに他のクラスで対応していくには、9ターン以下で決着がつけられることやアグロ戦術で、そもそも対応させない等といったことが求められます。
そこで、エルフです。
今期のエルフはアディショナルカードのバックアップもあり、いつぞやのコントロールロイヤル、人形ネメシスのような盤面を処理しながら切り札で気持ちよくライフを削ることができます。
デッキレシピ
生成: 63,350
コンセプト
まず、キーカード3種類のスペックを簡単におさらいします。
森の女王リザ 3コスト 1/3
ファンファーレ:コスト最小のエルフをサーチ
ラストワード:コスト最大のエルフをサーチ
ユグドラシル 6コスト 2/6
ファンファーレ:・万象の加護 ・森羅の怒り チョイスで手札に
万象の加護 0コストスペル
2ドロー エンハンス2:プレイ枚数を+2
森羅の怒り 0コストスペル
フォロワー一体に +1+0 突進 を付与 エンハンス4:場のフォロワーを疾走化
天喰らう異形 9コスト 6/7
疾走 手札にある状態で1ターンに7枚以上プレイすると自身を+7+7する。(重複する)
これらのカードを駆使して、異形の攻撃力を13、可能なら20まで上げ9ターン目には決着をつけようというのがコンセプトとなります。
今回のアディショナルカードによって追加された『森の女王リザ』によって異形の確定サーチができるようになり、手札に引いていて7枚プレイという難しい条件を満たしやすくなりました。
以前のアップデートによりユグドラシルのコストが下がったこともコンボの決めやすさの助けとなっています。
採用理由
ビート要因
ウォーターフェアリー
ウィスパラー
レーネ
ベイル
除去要因
サーチャー ドロー
リザ
メーテラ
プレイ枚数増強
フェアリーサークル
コルワ
プレイング
サーチやドローに比べ、デッキ外から手札に加えるカードがやや過剰な構築です。手札を溢れさせないように管理することが求められます。
フェアリーのプレイを考えなしで行うと勝てないというのは以前からですが、プレイ枚数によって発揮できる効果を意識すると無駄なプレイを避けられます。
逆にコルワなどによりデッキ外からカードを手に入れる場合には、数ターン先まで予測できる分は考慮していると、プレイする最大の枚数を導くことができます。
エルフにおいて、7,8ターン目に7枚以上プレイするという行為そのものが異形を匂わせるため守護をある程度自由に使えるクラスはここに合わせて守護を置いてきます。7,8ターン目に以下に強固な布陣を作れるかも大切になります。ベイルやティアなどのプレイをここに合わせると、ガーディアンゴーレムや守護を持ったゴーレム、ポセイドンに対応することができます。
またコルワは5ターン目にプレイして、1枚ずつ獲得していた場合は2回攻撃の効果を得るには9ターン目までかかります。先行や10ターン目に倒されない場合においては、9コストの異形に1コストのフィルを発動することで、守護を超えることもできますので覚えておく必要があります。
このようなことから、9ターン目周辺で準備を始めるのではなく、序盤からゲームの展開を考えながらプレイすることが求められるわけです。
弱点
ビショップの『ブローディア』による5以上のダメージを4にする効果、ネメシスの『虚数物体』にもありますが、ダメージをカットする効果が流行るとダメです。
デッキコンセプトを否定されているようなものなので、エルフを使うにしても、別の型を使わなくてはならなくなるレベルです。
終わりに
カードの追加により環境にも変化が見られましたが、一旦の落ち着きを見せていますね。現在流行りのデッキにメタを張るという意味では『セラフビショップ』が良いのかなとも考えており、実際勝率も良いです。
環境の中で勝ちやすい方ではありませんが、浪漫と強さのバランスが取れているという点では良いデッキと言えるのではないでしょうか。
それでは。