自称大学生のゲーム雑記

最近はまっているゲームについて緩く書いていく プレイまでユルイのはご愛嬌

【遊戯王】1103環境の魅力 【ゲートボールを研究 その10】

こんにちは

最近、遊戯王初心者を混ぜた数人のグループでボードゲーム的に遊ぶことがありました。

その中で、タクティカルトライデッキそのままのカードプールと、1103環境と言われる2011年3月禁止制限当時のカードプールと、両方で遊んだのですが、1103環境が圧倒的に好評でした。

私と年齢が近いグループでしたので、あの時のカードを使えるという懐かしさもあってのことだと思いますが、ここ最近では現行のカードプールといい勝負ができるくらいに人気のある遊び方になっています。1103環境には、単純な懐かしさ以上の魅力がありそうです。

 

 

タクティカルトライデッキ環境との違い

 

現代遊戯王と1103環境を比較する上で、現代遊戯王をタクティカルトライデッキ環境で遊んだ場合と重ねて考えていきます。

そもそもこの環境は、昨年と今年に発売されたタクティカルトライデッキという商品を買い揃え、デッキ内容を変えずにプレイするといったものになります。テーマ自体は2020-2023年あたりの大会環境で活躍していたテーマですので、2011年と比較して現代遊戯王というには十分でしょう。また、1つで十分にテーマの動きができることはもちろん、現代遊戯王の妨害手段である手札誘発も必要枚数収録されています。

公式でも限定構築大会が催されるくらいですので、デッキごとのパワーバランスもある程度調整されています。カードゲームの歴史において、明らかな調整ミスなどを理由に、いわゆるクソ環境と言われる期間が発生してしまうことがよくありますが、使えるデッキをあらかじめ制限してしまえば、そういった心配はなくなります。これで一方的なゲームを防ぎ、楽しくプレイできると想定していたのですが、とあることを忘れていました。

 

そう、現代遊戯王はデッキを回すだけでかなり難しいのです。

 

なぜ難しいか、それは次の要素に

  1. 1枚のカードに書かれているテキストの量が多い
    全デッキ共通

  2. ⚪︎⚪︎モンスターを特殊召喚する/手札に加える などの効果が連鎖する
    特にイビルツインとR-ACE

  3. エクストラデッキにすら中継となるカードがあったりする
    特ににイビルツインとエクソシスター

 

初心者はこれらのカードを前にして、

結局何ができるんだ?

いや、覚えられない!

と思うばかりで、ゲームを楽しむどころでは無いのです。

ティーチングとして相手に勝たせて1試合終わったとして、その時点でお腹いっぱいになってしまいます。

 

 

1103環境の魅力

 

前述の通り、現代遊戯王はある程度カードに慣れた人にとっても難しいものになるわけですが、1103環境は上級者どころか、初心者でも直感的に楽しむことができるのです。

まずは、1枚1枚のカードの強さがぱっと見でわかりやすいです。単純にテキスト量が少ないことに始まり、モンスターで動き、罠で妨害し、魔法でサポートするといったカードの種類ごとの役割がデッキを超えて似通っている点も、わかりやすさに貢献しています。

良い意味で1ターンにできることが限られているため、ターンを跨いでのプランを想定することもできるくらい、ゆったりとしたペースになります。

このターン召喚したガジェットを、罠を使って守り、次のターンにまたガジェットを召喚してエクシーズをしよう。これも、アドバンテージを失わずにエクシーズ召喚が狙えることから、この環境では十分に強力な動きと言えるのです。

また、デッキごとのパワーバランスも拮抗しているため、色々な戦術のデッキを選ぶことができます。

その上で、ある程度知識のあるプレーヤー同士での試合は、熱い展開になることが多いのです。程よい情報量の中での読み合いができるというのが楽しく、知識をつけて見える世界が変わってくると、もっと遊んでみたくなるのです。それでいて、詰将棋のようにならないのは、現代ほどドローやサーチの手段が無いため、初手の影響力が大きい、つまり運の要素もそれなりにあるというのが、最後まで展開がわからなくなるというところで、面白くしていると言えます。

 

 

カードゲームしてて楽しい時って?

 

今回は、キャラになりきるとか、コレクションだとかという目線ではなく、プレイに関わる部分に絞りますが、次のことがわかる状態になると、そのプレーヤーはあますことなくそのカードを楽しんでいると言えるのではないでしょうか。

  • 自分のターンにやりたいことが自分で思いつく
  • 相手のターンにすべきことを自分で判断できる
  • 上記について、選択肢を用意できる、または無いと判断できる

少し難しい書き方をしましたが、簡単にすると、自分と相手の使っているデッキのことがわかるということです。これが、ゲームプレイの中で自然とわかるくらいのバランスが、ゲームそのものの難しさとしては適切なのかなと。小さい子でもできるトランプのゲームのように、これが簡単すぎても歯応えが無いわけですが、1103環境の難易度はカードゲームをライトにでもプレイしたことのある人以上の層にとってちょうど良いと感じられるバランスというわけですね。

 

 

おわり

今回は1103環境の魅力について考えてみました。

そもそもなんでこんなことを言語化したのかというところですが、以前にこんな記事を書いておりまして・・・

 

koskosshadowverse.hatenadiary.jp

 

一応、ある程度の個数デッキを揃えることができたのですが、細かい調整が進んでおらず、ボードゲーム風にするにはというところで止まっているのです。

当時も近所のショップ大会に出るくらいには遊んでいたのですが、改めて環境であったり、使われるカードの役割についても理解を進めないとです。

それでは