こんにちは。
以前このような記事を書きまして・・・
koskosshadowverse.hatenadiary.jp
同じタイミングで出た「クロノダイバー」についても記事にしたいなと思っていたらいつの間にか2か月です。早すぎてビビります。本当は海外新規3テーマ記事にしようと考えていたのですが、この調子ではワルキューレは難しそうです。
このクロノダイバーについては友人も組んでいるため、意見を交換しました。しかし、彼と私とではそもそも構築の方向性が違うんですね。一つのテーマ、また採用しているテーマパーツの種類についてあまり差がない状況でここまで構築に差が生じるというのも面白いと思い、今回記事にすることにしました。
クロノダイバーの軸
冒頭でもお話しした通り、このテーマは2つの相反する面を持っています。いわゆる展開系デッキ的な側面と、メタビート的側面です。まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。尚、各カードの効果については基本的に説明を省きますが記事の趣旨として重要なものではありません。
先行展開軸
クロノダイバーはランク4のエクシーズ召喚を得意とする闇属性のテーマです。この特徴が「月光」というテーマとよく似ているんですね。
- レベル4モンスター2体から「RR フォースストリクス」をエクシーズ
- 「フォースストリクス」効果で「RRシンギングレイニアス」をサーチ
- 「シンギングレイニアス」を自身の効果で手札から特殊召喚
- 「フォースストリクス」+「シンギングレイニアス」で「RRワイズストリクス」をリンク
- 「ワイズストリクス」効果でデッキから「BFー精鋭のゼピュロス」を特殊召喚
という動きをベースとします。
以上に加えもう1枚レベル4モンスターを追加で用意できるなら
- 「ゼピュロス」+「用意したレベル4」で「フォースストリクス」2体目をエクシーズ
- 「フォースストリクス」の効果を使うことで「ワイズストリクス」の効果が誘発し、デッキから「RUMソウルシェイブフォース」をセット
- 「ソウルシェイブフォース」でライフを半分払い、「サイバードラゴンインフィニティ」を特殊召喚
- 「フォースストリクス」+「ワイズストリクス」で「幻影騎士団ラスティバルディッシュ」をリンク
といった動きに繋がります。
「幻影騎士団シェードブリガンダイン」を利用せず、レベル4が追加でもう1枚確保できた場合、以上の2の過程より派生して
- 「クロノダイバーリダン」をエクシーズ
- 「リダン」+「ワイズストリクス」で「ラスティバルディッシュ」
- 「ラスティバルディッシュ」効果で「シェードブリガンダイン」と「RUM幻影騎士団ラウンチ」を用意
- 「シェードブリガンダイン」+「レベル4」で「クロノダイバーパーペチュア」をリンク召喚
- 次のスタンバイフェイズに「パーペチュア」効果で「リダン」を蘇生
- 「ラウンチ」効果で「リダン」を対象に「外神アザトート」へランクアップ
もしくは、単純に「インフィニティ」と「ラスティバルディッシュ」を立ててから、「シェードブリガンダイン」と「レベル4」で「リダン」に繋ぐことで、相手ターンにバウンスする妨害と「幻影霧剣」を構える等といった選択も可能です。
ここまで長々と動きを追っていきましたが、細かいことは抜きにして、「アザトート」+「インフィニティ」つまり、モンスター効果を発動できない状態に加え、魔法罠についても1度無効化する布陣を先行で用意できることがわかりました。
この軸では、「クロノダイバー」カードに加え「RR」を必要なパーツとします。さらにレベル4を用意する手段として「未界域」から「チュパカブラ」や「モスマン」といったカードも視野に入ります。
テーマ内に「レスキューラビット」のような効果を持つモンスターや、簡単に手札や墓地から特殊召喚できるモンスターが存在するため決まりやすいコンボではあります。そうは言っても事故は目立ち、手札誘発などの妨害による影響もそれなりです。
メタビート軸
こちらは、とにかく「リダン」の召喚のみを目標とします。するとデッキスロットに余裕ができるため、手札誘発や罠カードを多く採用することができます。「リダン」1体の召喚であれば、相手の妨害に対する影響も受けにくいです。
展開軸ほどではありませんが「リダン」がサイキック族であるため、「PsyフレームロードΛ」の効果を誘発しやすく、バウンス+モンスター効果無効くらいまでなら用意することが可能です。
「クロノダイバー」エクシーズが存在するときに発動できる何でも無効のカウンター罠を有効に使えたり、テーマカードの多くが持っているエクシーズ素材を供給する効果をより有効に使うことができるのがこの軸の特徴です。
構築面では、展開軸では採用の難しい「壺」カードを採用できます。同名カードを採用しやすい上、デッキになくてはならないカードが存在しないため「強欲で貪欲な壺」を採用できます。また、エクストラデッキについても「リダン」と「パーペチュア」というテーマカードは3枚必須というわけでは無いため「強欲で金満な壺」を採用するように構築することも可能ではあります。
個人的には、メタビートという性質上カード1枚の質を高めたいため、エクストラには幅を利かせるということで「強欲で貪欲な壺」を推したいです。
どっちがいいの?
まずトーナメント環境においては、メタビート軸の方が良いでしょう。展開軸ですと同じような動きをする「月光」の方が、妨害に対するケア手段を多く持っており、ワンキルへのアクセスも容易である点で優っています。
ただ、メタビート軸では「パーペチュア」と「リダン」をフィールドに揃えることが難しいのです。
まず、リダンが墓地へ置かれにくいのです。フリーチェーンで除外されますからね。そうなると、リンク召喚の素材として墓地へ送るのが手っ取り早いわけです。ただ、この2体を1ターンで並べようとすると、レベル4モンスター4体とトークンを含む何かしらモンスター1体を用意する必要があります。省エネ思考で構築しているメタビート軸では難しいですが、展開軸ならこれを可能にします。
2019年11月現在でも「クロノダイバーパーペチュア」はそれなりのお値段ですし、折角当てたからには召喚したいという方もいらっしゃるでしょう。2種類のエクシーズを容易に並べられるのは展開軸の方だったりするのかもしれません。
終わりに
今回は「クロノダイバー」の軸についてお話ししました。エクストラパック関連で以前に記事にした「未界域」には他のデッキを補助するような役割がありましたが、こちらはテーマカードがメインパーツとしての役割を担うデッキとなります。
展開軸も面白いのですが、メタビート軸も独特な効果を使いつつビートダウンできて使っていて楽しいです。
パーペチュアも値段が下がり気味な上3枚必須というわけでもなく、他のパーツについては安く手に入るため2019年11月現在では組み時と言えそうです。
それでは
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