こんにちは
前回に引き続き、遊戯王OCG第7期の思い出を書いていきます。
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- GENERATION FORCE
- PHOTON SHOCKWAVE
- ORDER OF CHAOS
- GALACTIC OVERLORD
- DUEL TERMINAL
- エクストラパック4
- ストラクとその他のパック
- おわりに
GENERATION FORCE
リバイスドラゴンが表紙の青いパックです。
このパックからエクシーズが始動し、シリーズも5DsからZEXALへと変わりました。パックの特徴としては、カテゴリテーマではないものの「魚族」「水族」「海竜族」を除外を交えてサポートするカードが多く、それらで組んだデッキは除外海産物とか呼ばれてました。テーマとしてはゼンマイが登場しますが、後に覚醒しますね。
注目カード
- 虚空海竜リヴァイエール
後に、ものすごい値上がって再録されますが、登場当初は汎用性のわりにそこまで高くありませんでした。というか、このパックに高いカード無かったです。 - 久遠の魔術師ミラ
召喚時に相手のセットカードをチェーンさせずに確認するという効果の下級準アタッカー。ノーレアで汎用性の高い効果だったため期待値も込めて、ケースに入るくらいの値段になっていた気がします。少なくとも、同じパックで出るそこら辺の光ってるカードよりは高かったです。 - ゴブリンドバーグ
手札からレベル4を特殊召喚しつつ自身が守備表示になる、戦士族☆4モンスター。増援対応で、エクシーズ素材になるために生まれてきたカードですが、肝心のエクシーズが弱かったです。自身が守備表示になる効果が挟まるため、この時代は珍しくなかった”時の任意効果”はタイミングを逃します。
PHOTON SHOCKWAVE
銀河眼の光子竜が表紙の群青色のパックです。
当時は、また弱いパックが出たなとか思ってましたが、今見るとしれっとヤバい人たちがいますね。
注目カード
- レスキューラビット / エヴォルカイザーラギア
☆4バニラ、とくに"セイヴァーザウルス"と"大くしゃみのカバザウルス"が値上がりました。当時としては、このラギアがエクシーズ全体で見てもトップクラスに強く”○○ラギア”といったデッキタイプが生まれました。登場当初のラビットは、ほぼラギアのためのカードでしたが、エクシーズが増えるたびに強くなるタイプのカードですので、後に制限まで規制されることになります。 - ゼンマイハンター
ハンデス効果が実装されているのに、登場当初は大暴れすることはありませんでした。ゼンマイの名前を持ったランク3とか出たらヤバそうですね(棒) - エヴォルダーケラト
エヴォルというテーマが大会環境で強かったわけではないのですが、テーマのエースであるラギアが強かったこと、このカードがスーパーレアであったことが起因してそこそこの値段がついていました。この頃は単にテーマでスーパーレアというだけである程度の値段がついてましたよね。
ORDER OF CHAOS
ホープレイが表紙の黒いパックです。
注目カードには入れませんが、テーマとしてあのインゼクターが登場したパックです。メインパーツのほとんどがノーマルやレアで構成され、スーパーであるギガマンティスも1枚入れれば良く、メインギミックのパワーの高さからエクストラデッキも妥協しやすいということで、カジュアル環境でもかなり流行しましたね。
この頃は1:1交換が基準となって、チェーン発動をうまく利用してアドバンテージを取っていこうというゲームでした。そこへ、奈落に引っ掛からないダンセル召喚から、2枚破壊+2枚展開で用意できる打点が4000ですから強いわけです。
制限改定が半年に1回ですから随分と長く感じたものですが、ヒーロービートなどフリーチェーンを得意とするデッキは有利に立ち回れていたので、完全に1強というわけではなかったですね。
注目カード
- 忍者マスター HANZO
忍法をサーチしたり忍者をリクルートしたり、汎用的な効果を持っていながらスーパーレアです。1000円は超えていたと思います。 - 発条空母ゼンマイティ
ランク3のゼンマイエクシーズが超強力な効果を持って登場してしまいました。対戦相手の手札はカラです。この頃は規制のかけ方も今とは異なり、ゼンマイマジシャンやら周りのやつらを規制してみたり、海外から助っ人が来てみたり、素直にハンターを禁止せず、このカードを禁止にしてみたり・・・と色々ありましたね。 - 予言僧チョウレン
前弾の久遠のミラのようにセットカードをピーピングしてロックする準アタッカーですが、炎属性守備力200と爆発対応ステータスです。魔法使い族であることから種族サポートも豊富で、このカードを主軸としたビートデッキが大会環境でも見られました。
GALACTIC OVERLORD
超銀河眼の光子龍が表紙の紫のパックです。
このパックで7期が終わります。前のパックで十分強かったインゼクターが小回りの利く新規を手に入れたり、聖刻という後攻ワンキルテーマが登場したりというパックです。
注目カード
- 聖刻龍王ーアトゥムス / 迅雷の騎士ガイアドラグーン
2枚ともスーパーレアで、2000円近くしていました。その上複数枚必要となります。インゼクターは安かった半面、聖刻はブルジョアデッキと言えました。ガイアドラグーンに至っては23年7月現在でも再録がトーナメントパックくらいで、600円と意外と高いカードです。 - フォトンストリークバウンサー
バウンサーというテーマは何だったのかという疑問はさておき、汎用性の高いランク6ということで、聖刻の存在もあいまって1000円を超えるカードでした。 - カードカー・D
ドローに厳しかったこの時代に登場した2ドローカード。ドローと引き換えに、召喚権・特殊召喚制限・使うと強制的にエンドフェイズと、重い制約が課されますが、採用率も価格も一線級でした。
この頃は先行1ターン目で7妨害なんて作れませんので、準備に充てるターンを作ることが許されていました。強欲で謙虚な壺だって現役です。そんな環境で確実に1枚得をできるというのは強力だったわけです。
DUEL TERMINAL
7期後半では、エクシーズ始動!!、星の騎士団セイクリッド!!、破滅の邪龍ウロボロス!!の3つがリリースされましたが、前半と違い数多の強力なカード・カテゴリが登場しました。ここではこの3つの弾での注目カードをピックアップします。
注目カード
- イビリチュアガストクラーケ
このカードの登場により「聖刻リチュア」なるデッキが誕生、またもハンデスの脅威に怯えることとなりました。 - セイクリッドプレアデス
フリーチェーンのバウンスというのは非常に強力であったものの、光属性☆5×2という召喚条件故に、はじめは1000円前後で収まっていたような気がします。後に3000円近くまで上がることとなりますが。 - 炎熱伝導場
このカード1枚で5枚のラヴァルがデッキから墓地へ、そして真炎の爆発で展開しシンクロに繋げるという綺麗な2枚コンボが誕生。安定性の高いシンクロテーマとして環境で活躍しました。 - ラヴァルバル・チェイン
なぜかこのカードを見ると5000円というワードが連想されます。不思議です。
カードプールとともに強力になる効果の性質故、現在は禁止に指定されるほど汎用性の高いカードです。禁止時点ではEM竜剣士という環境を1色に染めたデッキに採用されていましたが、登場当時はカジュアルデッキの潤滑剤としての使われ方が多かったです。 - ダイガスタ・エメラル
このカードもチェインのように汎用性をウリにしたカードで、やはり高かったです。3000円くらいしてたと思います。どちらかというとこちらの方がトーナメントデッキへの採用率は高かったように思います。 - ヴェルズオピオン
☆5以上の特殊召喚を封じ、実質的な魔法罠耐性持ち、ランク4でありながら攻撃力2550と、拘束力と突破されにくさを兼ね備えています。当時はこのカードの影響を受けない、受けても対応できる札がある(主にエクストラに)というのが大会で勝ち上がるデッキの条件のようになっていました。ゆえにヴェルズ本格始動は、インゼクターが規制されてからとなります。 - セイクリッドトレミスM7
素材指定のないランク6で、フィールド墓地から1枚バウンスという非常に汎用性の高い効果を持っています。今でもコンボパーツを回収するために採用を検討するカードですね。
エクストラパック4
海外パックで新規収録されたカードが、まとめて日本にやってくるパックですが、当時1枚あたり3000円を超え、今でも現役のあのカードがやってきました。
増殖するG(ノーマルレア)
ストラクとその他のパック
再録が主なのでパックの感想をさらっと書いていきます。
- ストラクチャーデッキーデビルズゲートー
メインギミックのパワーの高さ故、本当に3つ組み合わせるだけでも強かったストラクです。 - ストラクチャーデッキードラゴニックレギオンー
レダメ、ライトロードマジシャンライラ、光の援軍、サモンプリーストと再録が豪華で発売が楽しみだったデッキです。エクリプスワイバーンは後に禁止となりますが、発売してから禁止になるまで、何かしらのデッキでずっと使っていました。 - 遊馬編
ヴォルカザウルスくじ 後に売れ残りがフリーザードンくじとなりました。両方ともウルトラのため確率50%です。 - Gold Series2012
開闢、Dクロ、強謙、幽閉、スタロと、当時としては嬉しい再録盛りだくさんのパックでした。
おわりに
今回は、遊戯王OCG第7期の後半を振り返りました。
その1・その2では収録カードを中心とした、どちらかというと価格相場的な話がメインとなりましたが、次回はざっくりとした環境を中心にメタゲームの変遷と、この2回では触れなかった高額カードについて振り返る予定です。
それでは