自称大学生のゲーム雑記

最近はまっているゲームについて緩く書いていく プレイまでユルイのはご愛嬌

【遊戯王】2023年10月制限改訂が発表!

こんにちは

毎回ではないのですが、改定があると記事にしているため、今回も書いていきます。

トーナメントプレーヤーというよりはファンデッカー視点となります。

 

 

新禁止はなんと4枚

  • 古衛兵アギド
  • 古尖兵ケルベク
  • 混沌魔龍 カオス・ルーラー
  • No.86 H-C ロンゴミアント

ゲームバランスを調整するためには仕方なかったのかもしれませんが、遊戯王を現代遊戯王たらしめる墓地肥やしカードが3種類、インフレによって禁止入りしたカードが1種類です。

まず、墓地肥やしカードですが、1枚のカードで簡単にデッキの上から5枚とか墓地へ送る性能です。ライトロードが1枚で2~3枚、それもエンドフェイズに効果が発動することを考えるとその性能の破格さが伺えます。

なんらかのテーマであれば、「ピンポイントにカードを落とす効果」を持つカードが存在することはありますが、グッドスタッフ的なデッキになると汎用的に使えるランダム墓地肥やしカードを使うことになります。

ファンデッカー的目線になると、条件を満たせば面白いというコンセプトの再現性を上げるのにこういったカードは重宝するのですが、その再現性の高さは実用レベルにまでなっており、今回のような形となったわけですね。

個人的に、この3枚の禁止はあまり好ましいものではないと考えます。というのも、これらはカードに書いてある効果を発揮していたに過ぎず、後に発売された特定のカードとで想定外のコンボが出現したこともありません。つまり、想定される動きの範疇で禁止カード化していることになります。20周年商法が終わり25周年商法が始まった遊戯王ですが、カードの開発って難しいんだなぁ・・・と思わされますね。

一方で、ロンゴミアントですが、出現当時は戦士族レベル4を5枚フィールドに揃えるという点で、再現性は低かったのは確かです。登場当時の使われ方としては、テラナイトが4素材ロンゴミアントで、場を荒らしつつ耐性持ちの高打点を作るといったもので、5素材でロックするのは”できれば”くらいなものでした。

エクシーズ素材を後から供給するカードだったり、おまけのようにレベル変更するカードが少しずつ追加された結果、想定よりも再現性が上がってしまったため禁止になったパターンですね。

ロンゴミアント1枚の存在が、レベル操作やエクシーズ素材供給という汎用性の高いギミックを充実させるのを阻害するということであれば、ある程度仕方ない部分もあるのかなと、こちらはまだ納得のいく禁止化と言えます。

ロンゴミアントには自分で素材を吐いていく効果があり、ターンが経過することで弱体化していくデメリットがありますから、このカードに特化したデッキでないと使えない上、ここを乗り越えると一気にピンチになるデッキにとどまっていれば、まだコンセプトの範疇で許された気がします。環境としてもこのデッキで大きく有利をとれるデッキはあれど、苦手なデッキには全く勝てないという立ち位置であれば、ヘイトは買うでしょうがゲームの多様性としてはアリなのかなと。

 

 

新制限は規制のみ

  • ティアラメンツクシャトリラ
  • ブロックドラゴン

アニメ放送が終わっても尚、ブースターパックの仕様が変わらない遊戯王ですが、過去テーマを擦るのとデザイナーズテーマだけで80種類も増やし続けると、パワカの寿命も縮まりますよね。

今回はビックリ改訂はありませんでしたが、緩和の方向で禁止カードを見てみると、意外に整備されているといった印象を受けます。今禁止されているカードの大半は、1枚での制圧性能の高さと制圧に向かうための展開補助が原因となっています。エラッタを考え出すとキリがないため無いものとしますが、そのままの解除が許されそうなカードはサイバーポッドと征竜くらいでしょうか。あとは、規制されてないカードを見つけるのが難しくなったティアラメンツにおいて、キトカロスは制限に返して、ルルカロスを正規召喚できるようにして欲しいですね。このあたりは本当に素人のほうがマシなレベルの調整です。

 

 

規制強化の準制限

  • R-ACEエアホイスター
  • ピュアリィ・デリシャスメモリー
  • 群雄割拠

11期テーマとは異なり、ここ最近の環境テーマの規制は準制限化で済んでいるあたり、開発段階での調整は以前よりマシになっている印象です。前回はスキルドレインが制限となりましたが、今回も群雄割拠に規制が入っています。メタとして機能しているがゆえ、バランス調整のために規制されるなら良いのですが、特定のテーマが好きなだけ展開したあと、蓋をするために使う、いわゆる虚無空間的な使い方がされているがゆえの規制だと話は変わってきますね。

 

 

緩和されたカード

準制限

  • 宵星の騎士ギルス
  • 覇王眷竜ダークヴルム
  • ドラゴニックD
  • ふわんだりぃずと謎の地図

解除

  • 終末の騎士
  • 超重武者バイ-Q
  • プランキッズ・ミュー
  • トリックスター・ライトステージ

 

10期テーマは徐々に緩和されていきますね。よくよく考えると、トリックスターやらサンダードラゴンやら10期のテーマはビートダウンの側面を持ちます。これらが環境にいた時も、珍しくビート環境だったように思います。オルフェゴールもハリファイバーや巫女イヴがいたことで、展開テーマのような振る舞いを見せていましたが、オルフェゴール自身の性質を見ると、リソースとカウンターに優れたビートデッキと言えます。そろそろエンゲージも緩和されて良い気がしますね。

 

 

おわりに

今回はファンデッカー的視点で23年10月改訂について見ていきました。緩和よりも規制が多く、希少なカードが直接緩和されることもないため、パッと見おもしろくない改訂だなといった印象です。トーナメントプレーヤーから見ると違った印象となるのかは気になるところではあります。

それでは