こんにちは
今回はカードゲーム未経験の友人に、04環境を勧めた結果、失敗した話の続きをします。
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勧め方を改善する
今回のことで、人にゲームを勧める上で大切なことに気づきました。
「とりあえずやってみる」へ、いかにスムーズに誘導するかということです。
どんなに頭のいい人でも、一度に覚えられる量に限りはあります。ということは、実践している間に同じ説明をするといったことは当たり前のように起こるわけです。
つまり、前語りとして説明する時間というのは極力削り、実際にプレイする方が結果として早く覚えられますし、ゲームの楽しい部分に触れることができるようになります。
いくら頑張っても覚える量が多いゲームであるという事実は変えられないので、細かく咀嚼できるように工夫するということですね。
では、実際に改善していくわけですが、説明を3つのフェイズに分けるという大枠はそのままでも良いように思います。
- ゲームのゴールについて
- ターンの流れについて
- カードの種類について
ただ、各フェイズが長いと、やはりわかりにくくなってしまうため、フェイズごとに説明することを絞ります。
- ゲームのゴールについて
・8000あるライフを削る - ターンの流れについて
・ドロー→メイン→バトルの順
・メインでモンスターを用意、バトルで攻撃する(ここでライフを削る) - カードの種類について
・モンスター・魔法・罠の3種類
・モンスターは1ターンにつき1枚手札から場に出せる。出し方は次の2種類。
・表にして縦向き(攻撃表示)は攻撃ができるが、バトルに負けるとダメージを受ける。裏にして横向き(守備表示)は、バトルに負けてもダメージは受けず、「リバース」と書かれた効果を発動させる。
・魔法はメインに使えるサポートカード
・罠は相手の行動に対抗して発動するので、自分のターンに伏せておくカード
このくらいで十分でしょう。初心者目線で見ると、これでもてんこ盛りな感じです。
カードの種類のフェーズでの説明が多い感じがしますが、最低限モンスターでの戦闘システムとリバース効果の発動条件はわからないと、ルール上、何ができるのかわからない状況になりそうな気がします。
テストプレイをしてみる
今回は手札公開状態で行いましたが、ピーピングの強さや読み合いの楽しさを伝えるならば、手札は非公開で行うのが良いです。
その代わり、カードの適切な発動状況について常に口に出しながらプレイします。「ここで○○が発動されたらやばい」などと言いながらプレイします。駆け引きが発生する場面で、考えていることを口にしたり、敢えて弱い選択をすることもし良い感じに負けます。
すると、自然とプレイングが身につき、ゲームの勝ち方を体得することができるといった算段です。
開闢や上級モンスターの扱い、速攻魔法や装備魔法の使い方、メイン2の存在、チェーンの概念・・・初めのルール説明では触れていない要素はいろいろありますが、こういった細かいことはゲームの中で覚えてきます。
ソシャゲのチュートリアル
各カードの使い方やらルールの説明を効率化する方法として、お互いに積み込むことで、一定の状況を再現する方法を思いつきました。
ランダムにカードを引くルールですと、事前に説明したことが想定通り起こるとも限りませんし、何戦か戦ってようやくということも考えられます。
ただこれって、どっかで見たやり方だな・・・と考えていると、シャドウバースのチュートリアルだったんですね。「やったね!」とか「すごいすごい!」とか言ったら最早それ以外の何物でもありません。
なんというか、ゲームってよくできてるんだなと思いました。
ボードゲームのスゴさ
実は、この後に「ドミニオン」というボードゲームをプレイしました。
これは、デッキと手札の概念がある、いわゆるカードゲームです。手札のパワー(金)を使って、勝ち点を得ていくゲームなのですが、1ターンに1度、相手と共通で用意された10種類のカードから1枚をデッキに加えていき、ゲームを通してデッキの質を上げていくといった特徴があります。
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実はこちらに関して、布教に成功しております。
なんというか、ゲームをしていてコツのようなものを捉えていた感じでしたし、僅差で負ける接戦を繰り広げることもできました。
ここまで行けた理由としては、ルールは在って無いような非常にシンプルなもので、その上カードのテキストも少ない。少ないのもそうですが、「+1ドロー」といった記号化する表記が多用されており、整備が行き届いている印象です。
おわりに
今回は、カードゲーム初心者に遊戯王を布教した結果から考えたことをツラツラと書いていきました。
人に何かを教えるということは難しいことですね。楽しさを伝える上で教えすぎが良くないというのは、様々なことに言えそうですが、なんだか大切なことに気づかされたような気がしています。
それでは