自称大学生のゲーム雑記

最近はまっているゲームについて緩く書いていく プレイまでユルイのはご愛嬌

【遊戯王】第8期の思い出 ~その1~

こんにちは。

第7期を振り返るシリーズに引き続き、第8期について振り返ります。

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第8期は征竜魔導が登場する第4弾までを見ていき、今回で新カード、次回で当時の環境デッキにフォーカスしていきます。

 

 

RETURN OF THE DUELIST

H-Cエクスカリバーが表紙の緑のパックです。

第8期になってもスーパーレアの排出率は相変わらずで、これが後の悲劇につながります。エクシーズ登場以降は、ブースターに関して言えばパワーはデフレ傾向にありましたが、今回からはパックを追うごとに強さがインフレしていきます。

先史遺産、マドルチェ、海皇、ギアギア、魔導といった、後に環境で活躍するテーマが色々と収録されている良いパックでした。

 

注目カード

  1. ギアギガントクロス
    代償マシンガジェを環境トップクラスに引き上げたエクシーズカード。以前のターミナルで出ていたブリキンギョと共に採用することで、消費無しで23打点を確保することができ、18や19打点でビートしていたデッキに対しビート性能で秀でていました。初動800円ほどからじわじわと上がっていった感じでした。

  2. 魔導書士バテル 魔導法士ジュノン
    スーパーレア理論で登場時も500円~900円くらいしていました。後にもっと高くなるんですが・・・

  3. マドルチェ・プディンセス
    注目テーマのスーパーレアであったためそこそこ高いカードでした。ただ、このカードは上級であるがゆえ使いづらさが目立ち、あまり採用されるカードではありませんでした。

 

ABYSS RISING

シャークドレイクバイスが表紙の黄色いパックです。

このパックの発売1ヶ月前に、海皇の咆哮というストラクチャーデッキが発売されおり、デッキを買ったらパックで強化してくれというメッセージが受け取れる内容でした。その代表が新テーマである”水精鱗”です。基本的に効果の発動には、コストとして手札から水属性を捨てる必要があるのですが、相方の海皇は、コストとして使われることで効果を発揮する仕様となっており、現代遊戯王によく見られる「コストとは?」と言いたくなるデザインが生まれたのもこのあたりからです。

 

注目カード

  1. ガガガガンマン
    汎用ランク4のスーパーレアで、1500円くらいしてました。攻撃表示ならオピオンを超える打点を作れ、守備表示なら800バーンを与えます。ライフ800はガンマンラインと呼ばれ、この時点でレベル4が2体並んでいれば「お前はもう死んでいる」と言われているようなものでした。

  2. 水精鱗ーメガロアビス
    テーマの切り札らしい性能で、例に漏れずスーパーレアということで1600円くらいしていました。手札からの特殊召喚時に海皇を2枚切り、場の海皇をコストとして2回攻撃を得たりと、とにかくコストを要求してきますが、手札も場もコストにできる点で色々なことができるカードでした。コストとして失った枚数を除去等に変換しながらワンキルできるテーマというのはかつての甲虫装機を彷彿とさせるところもあり、環境トップデッキとなりました。

  3. クィーン・マドルチェ・ティアラミス
    対象を取らないデッキバウンスを持つ、現代遊戯王でも通用する除去性能をもった紛うことなきマドルチェのエースです。やっぱりスーパーレアということで、イラスト人気もあり2000円近くしていました。マドルチェは、魔法罠をサーチする”メッセンジェラート”や、”マドルチェチケット”というマドルチェがデッキに戻るとマドルチェをサーチするトチ狂った素晴らしい永続魔法も手に入れ、一躍環境デッキとなりました。

EXTRA PACK 2012

ブースターではありませんが、環境に影響を与えたカードが多かったため、発売順であるこの位置で振り返ります。

 

注目カード

  1. 魔界発現世行きデスガイド
    現在でも悪魔族やランク3、レベル3をつかったリンクなどを使用するデッキには、採用が検討されるカードです。海外で初めて収録された時点では、マスタールールが古く、エクシーズ素材として墓地に行ったカードもフィールドから墓地へ言った扱いとなり、クリッターなどが効果を発動していました。当時は2500円前後でしたね。

  2. ゼンマイシャーク
    規制によりハンデス型のゼンマイが機能しなくなった際に、「ハンデス出来ないならワンキル火力だそうぜ」と海外から助っ人として来てくれました。2000円近くしていたと思います。

  3. ゼンマイラビット
    場持ちの良いレベル3、この後に収録される天キ対応ということで、同じような効果を持ったヴェルズ・サンダーバードなどと一緒に組まれたチェーンビートというデッキが生まれました。

 

COSMO BLAZER

Heart-eartH Dragonが表紙の赤いパックです。

このパックは、発売1ヶ月後に”炎王の急襲”という関連したストラクチャーデッキがリリースされ、前回と同じように、デッキとパックで組み合わせてくれ的なメッセージが見て取れます。このパックで登場した炎星は、水精鱗を超えるシェアへとなるのですが、このパックで登場するカード自体はそこまで高くなりません。というのも、はじめに環境入りしたレベル3軸の炎星は、ほぼジャンプ系統の付録カードで、このパックが登場する頃には色々と手遅れなテーマだったのです。

 

注目カード

  1. 炎舞ー「天キ」
    キが環境依存文字で、よくカタカナで表されたり、獣戦士がトーナメント環境に顔を出すたびに規制されたり帰ってきたりする忙しいカードです。レアだったこともあり、ケース入りこそしていたものの登場当時は数百円で済んでいました。パックが絶版になってからは高騰することもあり、年末パックの再録対象になったりしましたね。

  2. 牙狼ダイヤウルフ
    汎用ランク4のスーパーレアです。自分の獣・獣戦士・鳥獣1体とフィールドのカード1枚を破壊するのですが、自身が獣族であるためどんなデッキでもレベル4が2枚そろえば汎用除去に変わります。今でこそカステル等、エクシーズ後に損失無しで除去できるランク4は存在しますが、この頃はこれがランク4汎用除去としてトップクラスでした。やはり1600円前後してましたね。

  3. ブレイクスルースキル
    スーパーレアの汎用罠ということで1500円前後していました。エフェクトヴェーラー同様、このカードで直接アドバンテージを取ることが出来ませんが、墓地から除外することで自分のターンに手札から発動する無限泡影のような使い方ができ、ライトロードのように罠カードと親和性の低いデッキにも採用できたことから注目されたカードでした。

LORD OF THE TACHYON GALAXY

銀河眼の時空竜が表紙の紫のパックです。

征竜と魔導がやってきました。今でも覚えています、電車で通学しながらなんとなしに新パックの情報を見ていたあの時のことを。新テーマの幻獣機とか、強化されたハーピィとか正直どうでもよくなるレベルのとんでもカード達が目に入ってきました。

正直、最初は「このレドックスってカード、ガジェと相性良さそうだしマドルチェにも入りそう」とか考えてましたが、そんなことしないでドラゴンで固めたほうが強いことに気づくのは時間の問題でした。そして、征竜は全てスーパーレアであることに気づき、これはまずいと。

案の定、征竜は全てシングルで2000円を超え、それを12枚。ランク7エクシーズとして、再録のないビッグアイが2500円前後に暴騰し、子征竜がリリースされると超再生能力まで暴騰し・・・ということで、バイトをしていない学生の財力ではとてもついていけず、遊戯王から離れそうになるのですが、私はもうひとつの最強テーマは使うことができました。そう、魔導です。

魔導に関してはコツコツとパーツを集めていた他、ゴッドジョウゲンシステムでお馴染みの、”ジョウゲン”や”閃光スタダ”は比較的手に入れやすかった上、相方になっていた青眼ギミックはストラクチャーデッキで登場したため、どちらかというと組みやすい部類だったのです。

ただ、組みやすい分、寿命が短かったのと、突然のインフレについていけず周りの友達もモチベを失っていったことから、今度こそ遊戯王から離れることになるのでした。

この時登場し、一発で禁止カードとなった”魔導書の神判”ですが、今年7月の改定で無制限へと開放されましたね。

 

注目カード

  1. マドルチェホーットケーキ
    霞んでいたパワーカードの一枚です。しばらくして環境が落ち着くと、マドルチェが環境で戦っていくのに貢献していました。ミィルフィーヤとこのカードで”インヴォーカー”を作り、メッセンジェラート特殊召喚することで、シャトーやチケットをサーチしつつ、ティアラミスへとつなげることができます。

  2. 速炎星ータイヒョウ
    霞んでいたパワーカードその2です。規制されていた天キをサーチできる上、守備力200星3の炎属性と、ステータスまで強かったカードです。炎星もまた、規制でパワーが落ちていたものの環境が落ち着いた後に環境に顔を出したテーマです。

  3. キングレムリン
    爬虫類族をサーチする汎用ランク4。このカードは、レプティレス・ヴァースキをサーチするために、征竜魔導時代でもよく使われていていました。”幻獣機トークン”をリリースした上で、表側モンスターを除去するので、ドラゴサックの耐性を乗り越えられたためですね。

 

ストラクとその他のパック

再録が主なのでパックの感想をさらっと書いていきます。

  • デュエリストパック ーカイト編ー
    汎用性でみるとパラディオスくじだが、後にギャラクシーテーマ需要ができると、相方の銀河戦士もそこそこの値段に。

  • コレクターズパック ーZEXAL編ー
    カードとして高いのはミッシングソードくらいなもので、CX(カオスエクシーズ)シリーズは今となっても手間の割に微妙な性能と言わざるを得ないカード達です。このころのコレクターズレアは今とは違った仕様でした。

  • デュエリストセット ライトニングスター / ダークリターナー
    セイクリッド・ソンブレス、ヴェルズ・ケルキオンが収録されたセットです。1セットに1枚しかついてこないため、シングル価格は1700円程度でした。
    カードの性能は非常に高く、セイクリッドとヴェルズは環境中堅の壁(このデッキに対する回答を持ち合わせているかが、デッキパワーを推し量る一つの基準)と言われるほどでした。

  • デュエリストセット マシンギアトルーパーズ / ライトロードジャッジメント
    セットのカード全てがウルトラレアという豪華な仕様でした。

  • ストラクチャーデッキ 海皇の咆哮
    アビス・ライジングと組み合わせることが前提のストラクでした。海皇のパワーは非常に高く、強化されたこともありリンク召喚登場後も大会で姿を見せるほどでした。

  • ストラクチャーデッキ 炎王の急襲
    デッキの中身云々の前に、紙の質が非常に悪かったことで有名なストラク
    当時高額だった強欲で謙虚な壺が再録されたデッキでしたが、既に持っているプレーヤーからは、臭くてペラペラしてる強謙とか言われるくらい、カードそのものの質が悪かったです。

  • ストラクチャーデッキ 青眼龍轟臨
    ここで収録された、”青き眼の乙女”は魔法使いであること、レベル1チューナーであることが注目され、当時最強の魔導の相方となりました。ジュノンと合わせて閃光スタダになるだけでなく、トーラでタッチすればスゴくてカッコいいあのカードも出てきます。

 

おわりに

今回は2012年から2013年初頭の遊戯王第8期前半について振り返りました。後半を振り返ると、征竜の構築が如何に規制に対応したかの話になりそうなのと、繰り返しになりますがよく覚えていないため、振り返る時期としてはここまでとなります。

征竜と言えば、ゲートボールを研究していたこともありましたね。

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次回は、第7期のおわりから征竜魔導環境に至るまでの、トーナメント環境について振り返ります。

それでは。