こんにちは。
モンスターハンターライズが発売して1か月となりましたが、私もストーリーというよりはやり込み要素へ触れていく段階となりました。
そこで前作でもやりました、「もしかして、属性武器って弱い？」という疑問をダメージ計算という観点から深堀していきます。
koskosshadowverse.hatenadiary.jp
さて、今作はMHWで問題となった「無属性強化」というスキル自体は存在しません。百竜スキルで無属性であれば攻撃力を＋10されるものはありますが、選択できる武器も限られますので今回は考慮しません。
前提として、ダメージ計算になりますが以下の式に当てはめております。
武器攻撃力×モーション値÷100×斬味補正×会心補正×肉質＋属性値×斬味補正×会心補正×属性肉質
※全体防御率は一律にかかるため考慮しないものとします。
今回は、上記の記事で触れた、「モーション値の低い武器にこそ属性が乗る」という部分を前提にし、双剣での例を見ていきます。
例１：ロアルドロス
まずは、一般的な弱点肉質の例として、ロアルドロスを例にとってみましょう。話題の無属性武器であるナルガ武器と、炎属性武器で比べてみます。
条件
肉質 頭（物理肉質：50 属性肉質(炎)：30）
モーション値：15
武器１ 夜天連刃
攻撃力198(190＋8)・白ゲージ・会心率90%(40％＋弱点特攻50%)
武器２ 暁の双剣シルツァリ
攻撃力190・青ゲージ・会心率０・属性40(25→40)
※補足：ナルガ武器には弱点特攻・超会心を発動させます。炎武器には炎属性＋5に百竜スキルで属性を盛った値を使います。
※計算結果は小数点以下を切り捨てていますので実際の値とズレる可能性は大いにあります。
結果
夜天連刃 26
暁の双剣シルツァリ 29
この時点では属性武器が優っています。これがモーション値20になると、両武器とも35となり並びます。モーション値が30となると、ナルガ武器が53、炎武器が47となり無属性武器が優ります。
属性武器側で発動しているスキルは属性強化のみと、弱特・超会心に比べ軽いものとなっています。そこで、先日のアップデートによりクシャルやダマスクが実装されたことで発動しやすくなった「匠＋5」を発動させてみます。
すると、先ほど値が並んだモーション値20であっても
夜天連刃 35
暁の双剣シルツァリ 38
となり、属性武器が優ります。
例２：ゴシャハギ
次に、物理肉質が硬く属性がよく通るパターンです。武器の条件は上記のまま、ゴシャハギの非弱点部位を攻撃してみます。
条件
肉質 後脚（物理肉質:24 属性肉質:30）
結果
夜天連刃 12
暁の双剣シルツァリ（青ゲージ） 21
暁の双剣シルツァリ（白ゲージ） 22
先ほどの条件に比べ、物理の通りのみが悪くなっているため、容易に想像できる結果ですね。
例３：ウルクスス
次に、物理・属性ともに弱点ではないウルクススの前脚を攻撃します。
条件
肉質 前脚（物理肉質：30 属性肉質：10）
結果
夜天連刃 16
暁の双剣シルツァリ（青ゲージ） 14
暁の双剣シルツァリ（白ゲージ） 15
ここで、無属性武器に追い越されました。物理肉質は硬いものの、属性の通りも決して良くはありません。実はこのウルクスス、狙いやすく弱点でもある尻の肉質が、物理63・属性20となっており、
夜天連刃 33
暁の双剣シルツァリ（青ゲージ） 30
暁の双剣シルツァリ（白ゲージ） 32
このように無属性が優ります。
以上３つの例からわかることを整理していきましょう。
ちなみに、ナルガ武器の方をスキルで会心100％まで上げられたとして、期待値として上昇するのは1ですので3つの例について優劣の結果は変わりません。
まとめ
今作において、双剣のようなモーション値の低い武器を扱う場合、属性肉質の柔らかい相手であれば、属性攻撃が有効になる場面は多いです。
ただし、1撃あたりの差は物理肉質で弱点となる場合において、１～３程度ですので、どうしても双剣しか使いたくないという方が、属性双剣を作るまでの繋ぎとしてナルガ双剣を利用したところで全く差し支えない程度の差であるとも言えます。
ちなみに、今回例にとった双剣の条件ですと、属性肉質が20の場合、物理肉質が40以下、属性肉質が30の場合は、物理肉質が65以下で属性武器が優ります。
補足
今作は翔蟲を使ったアクションにより、一般にモーション値が低い武器でも、とりわけ高モーション値のアクションを多用した立ち回りがあったり、百竜スキルの影響で基礎ステータス上で考慮する部分が増えたりします。すると、なかなかゲーム内のステータスを眺めているだけでは実ダメージを想像しづらいため、武器種ごとにもしっかり検証していきたいところです。
特に、双剣や弓は属性が乗るモーション値であるため個別に調べたい武器種であります。MHWの様子からすると片手剣に関しては何とも言えません。
太刀やランス以上になると、そろそろ物理攻撃力を参照するようになりそうです。
おわりに
今回は久々の更新となりましたが、モンハンライズでの属性武器の立ち位置について触れてみました。とりあえずは、無属性1.4倍のワールド環境と比べると、大いに使っていける性能であることがわかりましたので、悲しい気持ちにならなくて済みそうです。
さて、リア友が資金を募り私にスイッチを提供してくださるというビックリイベントがあったため、無事にモンハンライズをプレイすることができています。
アイスボーンは忙しい人にあまりにも優しくなかったのですが、今作はその点、かなりやりやすくなったため、無事にプレイで検証できる段階まで来ております。
更新の間隔はかなり空きましたが、ここから少しずつモンハン記事を書いていく予定です。
それでは。
