こんにちは。
前回の記事から一週間経ってしまいました。
スラッシュアックスについてコメントも頂けて、一層研究に熱が入りますが、とりあえず一通り武器性能についての計算はできているので記事にしていきます。
今回はモーション値としては中堅クラスの太刀とランスについて考えていきます。この二つに共通する特徴は、物理+属性でダメージ計算しても良いところです。
チャージアックスのように変形前後で大きくモーション値が変わったり、ガンランスの砲撃のように固定ダメージが入るなど特殊な条件について深く考える必要がありません。
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太刀
基本的な武器性能
○ネルギガンテ武器 攻撃力693(青)龍属性120
693÷3.3×1.2+12×1.0625=252+12.75
まずは基準となる武器の確認です。白ゲージなら表示攻撃力631以上を選べば物理値で超えることができます。
無:天上天下無双刀
693÷3.3×1.32=277.2
炎:火竜刀【藍染】攻撃力627(白)匠2以上 炎240 会心率15%
627÷3.3×1.32×1.0375+24×1.125=260.205+27
雷:カガチノツメ 攻撃力594(白)匠3以上 雷270 会心率15%
594÷3.3×1.32×1.0375+27×1.125=246.51+30.375
水:ディプテルス 攻撃力627(白)匠3以上 水300
627÷3.3×1.32+30×1.125=250.8+33.75
氷:レイ=スティーラー 攻撃力528(白)氷360
528÷3.3×1.32+36×1.125=211.2+40.5
龍:ハザククローサー 攻撃力660(白)匠2以上 龍270
660÷3.3×1.32+27×1.125=264+30.375
このように性能を比較すると、匠スキルを発動させることができれば、ネルギガンテ武器よりも高い性能の武器が散見できます。中でも無属性武器はやはり高性能に見えますね。それでは、テーマに入っていくため無属性武器を基準に属性武器を見ていきましょう。
ダメージ計算
それでは、以下の条件に当てはめる形でダメージを見てみましょう。
部位A:物理肉質 50 属性肉質 20
部位B:物理肉質 20 属性肉質 5
モーション値は良く使われるであろう『縦切り』『突き』『切り上げ』などから20として計算を行います。
無属性武器(無属性強化発動時)
部位A:210×20÷100×1.32×1.1×0.5= 30.492...
部位B:210×20÷100×1.32×1.1×0.2= 12.196...
これを超えるダメージを出すには、どのくらいの属性値が必要でしょうか?基礎攻撃力を基準に考えていきましょう。
仮に属性値をnとしましょう。
基礎攻撃力が180~210(白ゲージ)として上記のダメージを超えるために必要な属性値を割り出す式は以下になります。
180 部位A:180×20÷100×1.32×0.5+n×1.125×0.2>30
n>27.733・・・
180 部位B:180×20÷100×1.32×0.2+n×1.125×0.05>12
n>44.373...
190 部位A:190×20÷100×1.32×0.5+n×1.125×0.2>30
n>21.866...
190 部位B:190×20÷100×1.32×0.2+n×1.125×0.05>12
n>34.986...
200 部位A:200×20÷100×1.32×0.5+n×1.125×0.2>30
n>16
200 部位B:200×20÷100×1.32×0.2+n×1.125×0.05>12
n>25.6
210 部位A:210×20÷100×1.32×0.5+n×1.125×0.2>30
n>10.133...
210 部位B:210×20÷100×1.32×0.2+n×1.125×0.05>12
n>16.213...
これを表示攻撃力に直すと(弱点・非弱点)
攻撃力594 属性280 属性450
攻撃力627 属性210 属性350
攻撃力660 属性170 属性260
攻撃力693 属性110 属性170
このようになります。(白ゲージ前提です)
うまいこと属性会心や属性攻撃強化のスキルも乗せることができれば、無属性よりも火力が期待できる数値になりましたね。
ただ、これは弱点部位に攻撃し続けられる場合の値です。弱点部位が狙いにくく堅いモンスターには無属性が有効でしょう。
結論
やはり、無属性武器の汎用性は高いが弱点部位を狙い続けられる、若しくは柔らかいモンスターには属性武器がそれ以上に有効な場合もある。
ランス
基本的な武器性能
○ネルギガンテ武器 攻撃力483(青) 龍属性150
483÷2.3×1.2+150×1.0625=252+15.9375
白ゲージなら440以上のもので物理期待値を超えられますが、該当する武器が限られています。
全部で3つあるのですがひとつはマイナス会心によって大幅に期待値が下がっているので2つ紹介します。
○ラ・モールの哀愁 攻撃力460(白)匠2以上 龍属性270
460÷2.3×1.32+27×1.125=264+30.375
○爆鱗の槍バゼルミニアド 攻撃力460 (白) 匠1以上 爆破属性 会心率-10%
460÷2.3×1.32×0.975=257.4+爆破ダメージ
炎:ブループロミネンス 攻撃力437(白)匠3以上 炎属性300 会心率20%
437÷2.3×1.32×1.05+30×1.125=263.34+33.75
水:ウォータースパイク 攻撃力437(青)水属性300
437÷2.3×1.2+30×1.0625=228+31.875
雷:雷槍【タケミカヅチ】攻撃力368(青)雷属性570 会心率10%
368÷2.3×1.2+57×1.0625=192+60.5625
氷:テリオス=ダオラ 攻撃力414(白)匠5以上 氷属性240 会心率10%
414÷2.3×1.32×1.025+24×1.125=243.54+27
さて、ここでスキルを加味した無属性武器の値を見てみましょう。
○ガロンダーラ 攻撃力391(白) 会心率30%
391÷2.3×1.32×1.075×1.1=265.353
ずば抜けているわけではないですね。これなら物理期待値では1ほど下がりますがラ・モールを担いで汎用性の高い龍属性でのダメージ上乗せを狙うべきでしょうか?
ただ、ガロンダーラははじめから白ゲージで斬れ味は最大のため、匠スキルを必要としません。また、スキルやカスタム強化など加えることで、会心率100%も実現することができます。具体的にはカスタム強化で会心に1つ振り40% 弱点特攻3で+50% 渾身+10%などです。その場合の期待値は以下になります。
391÷2.3×1.32×1.25×1.1=308.55
これが実現できると今作の無属性武器らしい性能になりますね。
ダメージ計算
ランスもモーション値としては20や27といった値の『上段突き』や『中段突き』が主な攻撃方法になるでしょう。太刀と同じように肉質AとBにそれぞれ当てはめると、
無属性武器(無属性強化+会心率100%)
肉質A:170×20÷100×1.32×1.25×1.1×0.5=30.855
肉質B:170×20÷100×1.32×1.25×1.1×0.2=12.342
モンハンのダメージ計算では小数点以下は切り捨てられるため、太刀の『天上天下無双刀』と同じ値になりますね。
これを表示攻撃力に直すと(弱点・非弱点)
攻撃力414 属性280 属性450
攻撃力437 属性210 属性350
攻撃力460 属性170 属性260
攻撃力483 属性110 属性170
これ(白ゲージ前提)が基準になるわけですね。
ちなみに、太刀の『天上天下無双刀』に比べランスの『ガロンダーラ』は会心率100%の状態を作らないと肩を並べることができないわけですが、他の武器種に比べれば非常に簡単にこの状態を作ることができます。素の会心率が高いですからね。
例えカスタム強化ができなかったとしても、
オーグヘルムa カイザーアームb 痛撃のお守り+無属性強化の装飾品
レウスメイルb カイザーアームb 渾身のお守り+無属性強化の装飾品
などで痛撃3(+50%)渾身2(+20%)のように会心率を70%上げることで弱点部位に対する会心率を100%にできます。無属性強化以外、素材集めで入手できるところが良いですね。そして、リオソウルヘルムなどで超会心を発動させることで、計算式の太字の部分が最大で1.4まで上昇します。
結論
無属性武器の汎用性の高さは他の武器種ほどではありませんでした。会心100%装備でも非弱点になれば50%まで落ちることを考えると、属性武器に軍配が上がることは大いに考えられます。
注意点
今回は良く使うモーションを考えた結果、20くらいという想定の元で計算を行いました。例えば、ランスに関して『俺はカウンター突きしかしないぜ!』という人は話が変わってきます。なぜなら良く使うモーションの値が40前後になるからです。
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この記事でお話している通り、モーション値が上がるほど属性の存在価値は落ちますので、そういう方は無属性武器をメインに使うことをオススメします。
まとめ
『属性が乗る』とはどういう状態を指すのか、先にまとめておきます。今回は太刀とランスそれぞれの武器種にて無属性武器の性能を確かめ、それを超える火力が現実的に出せるのかどうかを計算しながら考えきました。ですので、現実的に火力が出せる場合に『属性が乗る』ということにします。
属性によって武器性能にバラつきがあるため、全属性ではありませんが『属性は乗る』と考えて良さそうです。つまり『無属性以外ありえない』ということにはなりません。
今回は『モンスターによっては』と曖昧さが残る記事となりましたが、これに関してもいずれは記事にしていこうと思います。
それでは。