こんにちは。
9月27日のアップデートにより、シャドウバースに新しいパックが登場しましたね。
新パックの登場は、沢山の環境破壊カードを生み出した『ワンダーランドドリームズ』のスタン落ちを意味することとなります。これによって『ローテーション』『アンリミテッド』とルールが分割される前のシャドウバースは完全に姿を消すことになるわけですね。・・・というか、あれから1年なんですね。
さて、こうなると久々にプレイするような人は、
『知ってるカード無いんだけど・・・』
という有様です。
そこで、今回は懐かしい響きの新カードを盛り込んだ『セラフ・ビショップ』を構築していきます。
セラフビショップとは?
8コスト 7/6⇒9/8
このフォロワーが場を離れるとき、封じられし熾天使1つを出す。(変身した場合を除く)※進化後も能力は同じ
十禍絶傑の新規カードで、『封じられし熾天使』を扱えるカードが登場しました。
『封じられし熾天使』は、カウントダウン1のアミュレットです。ラストワードで『目覚めし熾天使』を場に出します。
その後、同じ効果を持ったアミュレットが『目覚めし熾天使』『蘇りし熾天使』と続き、『栄光のセラフラピス』はラストワードで特殊勝利することができます。
この特殊勝利を勝ち筋としたデッキとなります。
初の追加パックとなった『ダークネスエボルヴ』にて、本体が登場したため懐かしく思う方々もそれなりにいらっしゃるのではないでしょうか。
デッキレシピ
生成: 49,300
採用理由
特殊勝利するため、相手のライフは飾りになります。セラフを決めることに加え、盤面をしっかり管理し耐えることを意識して組んでみました。ですから、セラフ周りの勝利するためのカード、試合を有利な方向へ運ぶためのカードと2つの面でお話していきます。
勝利するためのカード
ラピス3枚
安息の絶傑・マーウィン3枚
気高き教理3枚
烈風の冥神ガルラ2枚
勝利するためには『封じられし熾天使』が場に出てから、3回破壊される必要があります。カウントダウン持ちであるため、ビショップ特有のスペルを使うことで勝利までのカウントダウンを進めるわけです。
ラピス自身は進化で9/7と高スタッツであるため、無視できる存在ではありません。まず処理してくるでしょう。必殺持ちなどが存在すれば率先して狙っていきたい所です。
『烈風の冥神ガルラ』はアクセラレートで使うと1コストのカウントを1つ進めるスペルになります。9コストフォロワーとして使う場合は、ファンファーレで自分のアミュレットのカウントを3進め、アミュレットが破壊されると3点バーンを与える効果を持っています。ラピスを無視したり、こちらの盤面処理を疎かにするようなデッキと当たった場合にはプランを変更することも可能です。
採用枚数についてはまだ考えがまとまっておらず、ガルラを3枚にしても良い気がしています。序盤、腐ることが多いため2枚となっています。気高き教理の場合はコストが1つ上がりますがドローもできて、2つカウントを進めることができます。このデッキに採用されているアミュレットの殆どは2以上のカウントを持つため、即座に開けるために使うこともできます。しかし、セラフは置いたらなるべく早く勝利カウントを進めたいというのも確かです。
新レジェンドの『安息の絶傑・マーウィン』ですが、お互いにPP+1、1ドロー、カウントダウンを1進める効果です。つまり、1ターン飛ばすということです。
個人的に使い方が少し難しいように感じます。ターンを飛ばすことで相手の準備を整えてしまうリスクもありますが、こちらのセラフの発動も1ターン縮まるわけです。1ターン縮むことの強さというのは、効果の文面だけでは伝わり辛いところがありますね。進化後には3以上のダメージを3とする効果も持っているため戦闘でも強いです。セラフのカウントを進める使い方もできることを忘れてはいけませんね。
実際の使用感としては、このデッキの場合はケリュネイアを入れるよりは優先した方が良いということはまず言えるでしょう。スタッツが高いため進化して殴るという行動をとるなら1コスト軽く、他にも仕事をしてくれるこちらが優ります。
ターン飛ばしについては相手に影響がない状況なら、効果使用後はこちらが優勢になることが多いです。ドロー枚数やアミュレットの進み方などテンポとしてはお互いに変わりませんが、PPを加速するということは高いPPになるまで進化権を保つことができる可能性が高くなるわけです。つまり、セラフが進化できる可能性が高まるので有利になりやすいと言えます。
PPが増えても準備が必要なデッキに関しては、思いの外、相手の手助けをしている感じもしませんね。例えば『リントブルム』や『ギガントキマイラ』なんかは効果を使うための準備が整っていない限り、PPが十分でも意味がありませんね。
逆に『アーカスネクロ』はPPさえ達してしまえば、コンボが始動できます。相手の進化権をPP7以上で温存させるのは危険ですね。
有利に進めるためのカード
上記の3種類以外は、ゲームを有利に進めるためのカードとなります。つまりメタビートですね。
星導の天球儀
除去や展開をアミュレットに任せることにしたため採用しました。
詠唱:翼の砂時計
基本は3コストで3点の突進を飛ばす方法で使います。8ターン目のセラフに進化を切りたいため突進持ちはありがたいです。8ターン目にガルラの弾として置くこともできるなど使い勝手が良いです。
宝石の巫女
セラフを引くためのドローカードと、回復できるカードを手に入れることができるため採用です。現環境では、ヴァンパイアに始まるバーストダメージで決めるデッキや、疾走など削りきるプランを考えながら回すデッキが流行っているため回復カードの重要性は高いと言えます。これらもガルラの弾にできますね。
ユニコーンナイト
新カードです。召喚時チョイスで、3コストフォロワーに4ダメージスペル、6コスト5/5ファンファーレでリーダーかフォロワーを3回復するカードを加えます。ライフを維持しながら盤面を制圧するというコンセプトにマッチしてますね。
漆黒の法典
どの環境でも強いですね。強力なラストワード持ちが多い昨今では特に優先度は高いです。
愚神礼賛
除去とドローを兼ね備えたアミュレットです。除去としても展開を遅らせる札としても使えるためコンセプトに合っています。
希望を導く聖乙女・ジャンヌ
基本的にはエンハンス7で全体3ダメージとして使います。セラフを召喚する前のターンに盤面が掃除できます。しかし、現環境では6,7ターン目に大量展開するアーサーのようなカードがあまり見られないため2枚に落としても良いかもしれません。
鉄槌の僧侶
法典と同様、消滅が環境で強いことや後攻時に展開を捲くるために採用しています。
七宝石の姫・レ・フィーエ
回復マシーンとして置けたら置くスタイルをとろうと採用しました。効果は重複しないため1枚の採用です。守護持ちというのも上手く使えばリーサル回避に貢献します。
大修道女
アドバンテージを取るカードではありませんが、耐えることが勝ちに繋がるために採用です。ユニコーンナイトからユニコーン(6コスト5/5 3回復)を獲得することもできるため、この枠には別のカードの採用も考えています。
テミスの粛清
フォロワー全消滅とわかりやすい強さを持っています。こちらの展開が疎かになるというデメリットもこのデッキでは気になりません。むしろ、フォロワーのラピスを自ら消滅させることで『封じられし熾天使』を展開することも可能です。
得意なデッキ・苦手なデッキ
デッキの性質上、コントロール系のデッキには強いです。アグロやら、高いバーストダメージで戦うデッキは逆に弱いです。2018年10月環境においては『ヴァンパイア』『ギガントキマイラウィッチ』『侮蔑ドラゴン』あたりでしょうか。
ヴァンパイアは特に苦手ですね。シェアトップですので、これを聞くと使う気が失せますねw相手の自傷回数をしっかり覚え、計画的に回復しながら戦わなければならないので難しいですね。
ギガキマは逆に、この中ではマシな方です。アミュレットを並べ、手札入れ替えを主体に回していきます。後攻を取ってもセラフを置くタイミングがあり、進化置きで体力が8であるため、しっかり回復していれば28点のギガントキマイラでないと倒されません。
ドラゴンの場合は、基本はコントロールと同じように立ち回ります。あまりにシェアが伸びた場合は安息の領域を採用することも視野に入りますかね。しっかり疾走の打点を覚えておき、体力を保つことが必要です。
おわりに
今回は懐かしいネーミングのカードが盛り沢山の『セラフビショップ』の紹介でした。MPもリセットされ、新たな気持ちでこのデッキを使い始めたわけですが幸先は良いようです。変身やアミュレット消滅カードって結構存在するので、メタられはじめるとつらいデッキではありますね。
ヴァンパイアが流行っている現環境でもう一つ上手くいっているデッキがあるため、いずれ記事にしていくつもりです。
それでは。