自称大学生のゲーム雑記

最近はまっているゲームについて緩く書いていく プレイまでユルイのはご愛嬌

【遊戯王】ドラグーンが強すぎる・・・

こんにちは。
昨年末のセットでドラグーンが登場し、キャラクターデッキが強くなるかと思えば、実用性の塊でありとあらゆるデッキで使われるという…

なんだかまとめサイトでは連日このカードに対するマイナスイメージを与えるような記事を目にするような気がします。今回はこのカード及び、それを利用するデッキについて使用感と対策を考えていきます。

 

 

なぜ嫌われるのか

そもそも、なんでこんなに嫌われるのでしょうか。

理由の一つとして、このカードを使えるデッキにおいて、レッドアイズやブラックマジシャンは最早関係ないというのが挙げられます。関連して、メインに真紅眼融合と最上級バニラ2枚、エクストラにアナコンダとドラグーンという少ない枠でギミックが完成しており、あらゆるデッキに採用できるという部分でヘイトを買っているようです。

それゆえに、アナコンダとドラグーンが高かったり、真紅眼融合を以前から使用していたプレーヤーからすると、とばっちり規制の可能性が生まれる等・・・ざっとこんなところでしょう。

 

どのくらい強いの?

手札1枚でなんでも無効にできる制圧力、対象にとられない高打点、汎用性の高い除去能力・・・それがモンスターを2枚揃えるだけで出てくるため言うまでもなく最強の部類です。

ただ、理論上の強さが実際の強さに勝るイメージを作り出している部分もある気がします。

確かに出てくれば強いのですが、真紅眼融合を素引きしたり、最上級バニラを他の誘発と一緒に引き込むことでそのデッキ本来の動きを妨げることがあります。
真紅眼融合は手札から発動すると、その効果の制約から最終的にドラグーンしか立たなくなります。また1枚の採用ですと素引きした時点でアナコンダがドラグーン召喚のために機能しなくなります。

メインデッキを埋める3枚というこの枚数は1種類のカードを積むことのできる最大の枚数で、引きたいカードを積む枚数と同数、つまりどれかを引く可能性は高いわけです。

こういったことから、実際に使ってみると、あれ?という場面に出会すことがそれなりにあるんですね。

彼岸ドラグーンなど強いと言われていた時期がありましたが、そもそも彼岸は3種類握ってベアトリーチェを出す動きを優先したいため、関係のないカードが手札に有るのは好ましくありません。

勿論上振れた動きが強いのは確かですし、妨害を貰った先のアナコンダは強いです。たまの1試合で強い引きをすることがあるかもしれませんが、下振れた場合の弱さも目立つようになるのです。

 

リリーサードラグーンについて

ドラグーンを最大限制圧力として利用しようとするデッキがリリーサードラグーンです。ドラグーンの横にリリーサーを素材としたクラウソラスの影霊衣が立つため、壊獣で退かすことができず、モンスター数も2枚である故にラーの翼神竜ー球体形を利用することもできません。

展開そのものもかなり強く、クリッター1枚からリリクラ+ドラグーンの布陣を立てられるだけでなく、妨害札に対するケアルートも多く存在します。コンボに必要な枚数が少ないことから2種類の指名者をそれぞれ3枚ずつ積むスロットまで存在します。

 

対策

とにかくモンスターが2体並べばそこからアナコンダが出てきますので、その過程でヴェーラーや無限泡影を発動してしまうとケアされてしまいます。また、クラウソラスの影霊衣とリリーサーにアクセスする手段として、ガイド、クリッター、虹光の宣告者、ケルビーニが存在しますが、墓地発動だったりコストでアクセス出来たりとこれまた妨害しづらいのです。

動きの中でも『虹光の宣告者』に『うらら』を当てるとクラウソラスを素引きしていないとケアできないため、デスガイドの効果などに比べ集中して妨害を狙いたい場面になります。

また、言うまでもなく最後のアナコンダの効果に対して効果無効系を当てていきたいですね。手札誘発を複数持っている場合でも、ここで指名者を使われることを考慮しましょう。

うららを持っている場合は、リリクラを阻止する方向で発動、アナコンダは効果の性質上最後に出てくるため、効果無効系は最後に集中して当てます。複数の誘発を持っている場合はこの順番で良いはずです。

ただ、サーチや墓地肥やしでパーツをかき集めるため、どうしても素引きでケアされてしまったり、指名者により手札誘発が無効化され、少なくともどちらかの召喚は妨害を受けても容易である点、このデッキは他のドラグーンデッキより頭一つ抜けています。

指名者系統の発動以外でケアを許さない方法としては反魂術に対して屋敷わらしでしょうか。このカードは指名者系統に対してのカウンターにもなるため、6枚体制のデッキが多い現環境において活躍する場面は少なくないでしょう。

このデッキは、リリクラ+ドラグーンを立てることに全力を注ぐあまり、一度この布陣を乗り越えてしまえば、その後しばらくは停滞します。

このように考えてみると、全盛期SPYRALのように誘発を2枚でも平気な顔をしていたり、止めるところが難しいドラゴンリンクやGSリンクといったデッキに比べ、まだプレイで何とかなる範囲が広い気がしています。誘発がある前提でお話していますが、誘発握ってない方が悪いと言われるゲームは今に始まったことではありませんので。

 

環境デッキによる対策

ドラグーンの召喚を止め、リリクラのみが立っている場合、オルフェゴールであれば容易に超えることができます。

ダークグレファーやギルスを通常召喚し、効果でオルフェゴールトロイメアを墓地へ送り、その効果で叢雲や星遺物ー星杖を墓地へ送ることで打点を確保することができます。そのまま戦闘破壊しメイン2で展開していきましょう。

 

 

ドラグーンを購入しようか悩んでいる方へ

かなり実戦向きのカードで搭載できれば強いのは確かです。相場価格もその強さを保証していますが、現在コロナウイルスの影響でその実践の場が無くなりつつある状態です。一方的に勝つか、手札事故で中途半端な展開になり超えられて負けるかといったパターンが多いため特にフリーでは使っていて飽きがきてしまいます。

今から1か月も経たないうちに、新ルールへの移行を含む制限改定がありますが、アナコンダから召喚するという性質上、ブラックマジシャンなどテーマで組んだデッキでもない限りは恩恵も少なそうなので今一度考えなおすことをオススメします。

もしかすると3月頭あたりに規制読みで価格が一旦落ちるかもしれませんね。

 

おわりに

私自身もこのカードを様々なデッキに入れ、回してみているのですが、どうも下振れることの方が多いんですよね。先手とっても、誘発・誘発・ブラックマジシャン・墓穴・抹殺のような手札では動けないですし・・・。対策の項目では、対策するためになるべく強い動きを想定して書いていきましたが、そこまで上振れる確率もそう高くはありません。相手の引きが強かったなと割り切れるレベルですかね。 

それでは